Fedoraブログ

Linuxのディストリビューション、FedoraCoreに関して日々感じたことを綴っています。

Tips: DVDの再生速度が遅い場合は

2005-12-05 19:50:52 | FC Tips
 XineやMplayerでDVDを再生する際に、妙に再生速度が遅い場合があります。
HDDに保存している動画ファイルは普通に再生出来るのに、何故DVDだけが…という場合の対処方法を紹介します。
もちろんこのTipsを参考にする場合は、at your own riskでお願いしますね。

 まずはディスクをドライブに入れた状態でドライブの状態を確認します。
ディスクドライブが/dev/hdcだとすると、
# /sbin/hdparm /dev/hdc
[...]
using_dma=0(off)
[...]
 もしこのような状態であれば、ディスクドライブのDMAモードが無効になっています。
試しにこれを有効にして、アクセス速度を計測してみましょう。

 まずはDMAモードが無効時のアクセス速度を計測。
もちろんディスクをドライブに入れた状態で実行してください。
# /sbin/hdparm -ft /dev/hdc

 DMAモードを有効にするコマンドはディスクをドライブに入れた状態で以下のコマンドです。
# /sbin/hdparm -d1 -X 66 /dev/hdc

 再びアクセス速度を計測。
#/sbin/hdparm -ft /dev/hdc

 いかがでしょうか?
もし有効時の方がアクセス速度が良ければ、そのままXineやMplayerでDVDを再生してみてください。
またhpparmの使い方の詳細はhdparmのmanを参照してください。

 このDMAモードはHDDでも有効に出来ます。
もしDMAモードが無効になっている場合は、同様にDMAモードを有効にしてみましょう。
アクセス速度が向上する場合もありますので、是非お試しあれ。


 ちなみに。
ワザワザ赤字で書いたように、ディスクをドライブに入れていない状態でコマンドを実行するのは危険です。
僕はそれをやったためにLinux自体がフリーズし、電源ボタンを押す羽目になりました。
という訳でhdparmコマンドはくれぐれも注意して実行してくださいね。