いや、56分だったかもしれない。
事件はこの時刻に起きていた。
朝起きたら、携帯の画面に“着信あり”の文字。
一瞬、とある映画が思い浮かんだが、そんなはずはない。とかぶりを振る。
画面上の“着信あり”の表示を選択し、着信履歴に移る。
それは2:02に知人から着信があったことを示していた。
なぜこんな時間に?
なんとなく、発信履歴を見てみる。
すると、1:58に私がその知人に電話していたことが分かった。
…そんな覚えは全くない。
ただ、朝起きたとき、携帯は開きっ放しになっていた(と思う)。
その知人がアドレス帳の一番上に載っている人物であるのが、唯一の救いだ。
たぶん私は寝るときに携帯を閉じずに開いたまま寝てしまったのだろう。
そして、寝ている間にボタンが押されて、その知人に電話がかかってしまった。
相手にしてみれば、さぞ、迷惑だったに違いない。
そして、奇妙だったろう。
午前2時前に知人から無言の着信があり、かけ直しても、何の反応もなかったのだから。
事件はこの時刻に起きていた。
朝起きたら、携帯の画面に“着信あり”の文字。
一瞬、とある映画が思い浮かんだが、そんなはずはない。とかぶりを振る。
画面上の“着信あり”の表示を選択し、着信履歴に移る。
それは2:02に知人から着信があったことを示していた。
なぜこんな時間に?
なんとなく、発信履歴を見てみる。
すると、1:58に私がその知人に電話していたことが分かった。
…そんな覚えは全くない。
ただ、朝起きたとき、携帯は開きっ放しになっていた(と思う)。
その知人がアドレス帳の一番上に載っている人物であるのが、唯一の救いだ。
たぶん私は寝るときに携帯を閉じずに開いたまま寝てしまったのだろう。
そして、寝ている間にボタンが押されて、その知人に電話がかかってしまった。
相手にしてみれば、さぞ、迷惑だったに違いない。
そして、奇妙だったろう。
午前2時前に知人から無言の着信があり、かけ直しても、何の反応もなかったのだから。