**きまぐれCafe**

いらっしゃいまし。こっそりと現れては消える、神出鬼没なカフェへようこそ。

気が合うことは、良き事かな

2008-10-30 23:53:41 | 学校日記
10/28(火)

山田悠介さんの「8.1 Horror Land」を読んでる途中で、友人の友人に声をかけられた。
彼女とは、以前に数えられるほどの回数会話をしただけ(それも友人とふざけた程度)で、面白い人だなとは思ったけれど、別段自分から話しかけたりするような仲ではない。

真面目に話してみると、驚くことに、彼女はなかなかの読書家であることが分かった。

A「何読んでるの?」

ら「これ。」

A「あぁ…山田悠介か…どんな感じ?」

ら「うーん…まだこれしか読んだことないけど、ホラーって言ってもそんなに怖くなかったしなぁ…。『8.1』は展開がベタというか…」

A「山田さんはオチが全部同じような感じなんだよね。」

ら「へぇ…そうなんだ。私、乙一さんが好きだなぁ。『きみにしか聞こえない』とか…知ってる?」

A「うーん…乙一さん、読んでみたいけど、本屋にないんだよね。」

ら「読むんなら、オススメ教えるよ?だいたい乙一作品は制覇してるし…」

「教えて。」と彼女に紙を渡されたので、自分が持ってるもののタイトルと出版社を一通り書き出してみました。
こうしたのは、何がオススメなのか、はっきりしなかったというのもありますが……

人によって好きになる作品って違いますし、いろいろ読んで、自分の好きな作品を見つけて欲しいと思ったんです。私のオススメだけを読んで、「なんか違うな。」と離れてしまうのは、もったいない気がしたので。

ただ、彼女は私のオススメを知りたがっていたものだから、独断と偏見で、いくつかに○を付けました。

授業が終わった後、彼女にその紙を渡し、その延長で今まで読んだ本についていろいろ話しました。

ら「どういうジャンルに分類されるか分かんないんだけどさ、ありそうでない話が好きなんだよね。」

A「あー…うんうん。(笑)」

ら「ファンタジーは、舞台が別世界じゃない?そういうのじゃなくて、舞台が現実に近くて……」

A「実際には起こらないようなことが起こる。」

ら「そうそう。(笑)最近読んだのは、神永学さんの『心霊探偵八雲』かな。」

A「あぁ!気になってるけど手付けてないな。面白い?」

ら「うん。オススメ。(笑)」

A「乙一好きに勧めるのもなんだけど、『しゃばけ』は面白いよ。もう4作くらい出てるかな。シリーズ。」

ら「あー『しゃばけ』ね。TVでやってた。前から気になってはいるんだけど。」

A「じゃあ来週貸すよ。お試しってことで。気に入ったら買えばいいし。(笑)」

ほかにも、宮部みゆきさんの「ブレイブストーリー」とか、あさのあつこさんの「The MANZAI」とか結構共通点が見つかりまして。

ふむ…彼女とは本の好みが合うかもしれぬ……。

彼女によると、山田悠介さんが好きかどうかというのは、「リアル鬼ごっこ」を読めば分かるんだとか。
今度読んでみるかな。

そんなわけで、しばらく本選びには困りそうにないです。