明けましておめでとうございます。
皆様の健康とご多幸をお祈りいたします。
平成27年 元旦
石光寺(奈良県葛城市)に「寒ぼたん」を見に行ってきました。
石光寺は670年頃に役の小角が開山、1300年の歴史あるお寺。
境内では約300株、36種類の寒牡丹が観賞できます。
1月末まで日本最古の石仏「弥勒石仏」(白鳳時代)
や、弥勒如来坐像(秘仏)などが、特別開帳中です。
石光寺の牡丹の歴史は、薬用としては奈良時代から。
観賞用に植えられたのは、昭和に入ってからだそうです。
牡丹の他にも「寒咲きアヤメ」(アヤメ科)
夏に咲くアヤメよりも小粒で、高さ20~30㌢、
花は1~2日で萎れてしまいますが、
次々と新しい花芽が生まれてきます。
サザンカ(ツバキ科)
花の少ない冬期、貴重な花。
センリョウ(センリョウ科)
などが、花を添えていました。
寒牡丹は毎年12月初旬から咲き始め、1月中頃まで楽しめます。
4月中頃~5月上旬には、春牡丹が咲き誇ります。
傘堂(かさどう)
この石光寺の近くに、1本足の一風変わったお堂があります。
延宝二年(1674)大和郡山城主・本多政勝の影堂として、
建てられました。以来、三百年以上に渡り、
土地の人たちによって、守られてきました。
いつの頃からか、柱の周りを3度回ると安楽往生が出来る、
と言う風習も生まれ、毎年5月14日には法要が営まれます。
この日は柵の中にも入れ、多数の人達がお参りに訪れます。
左甚五郎の作とも伝えられていますが、定かではないそうです。
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(2015・1・1)