金剛山四季の花

金剛山(1125㍍)で撮影しました、四季折々の山野草を中心に
登山、催し、花など、宝石箱のような忍者のブログです。

ツリフネソウと、マルハナバチの関係

2019年09月19日 00時19分21秒 | 金剛山ぶら~り花散歩!

 果実が熟すと裂ける(5片)よう
 に弾け、種を放り出すツリフネ
 ソウ(ツリフネソウ科)。
 
 このツリフネソウを撮影した時
 には、まだ弾けるまでには至って
 いませんでしたが、毎年ファイン
 ダーを覗きながら、わざと完熟果
 に触れ、皮がクルクルと巻き、種
 がパチパチと飛び出す感触を、楽
 しんでいる私です、、、



 大きく口を開けた前面。中は袋状
 になっており、、、




 奥の方は細くなり、先っぽはクル
 クルと、渦を巻いたような状態に。
 この一番奥に、甘い甘い蜜壺があ
 り、昆虫を誘いこみます。
 しかし、花口から蜜までは結構な
 長さ。細長い吸い口を持った昆虫
 だけが、ツリフネソウの蜜を吸う
 ことが、出来るのです。



 選ばれたのが、マルハナバチ。
 吸い口の長さ、体の大きさなど
  はピッタリ。
 背中には、花粉がいっぱいつくよう
 に、たくさん毛を生やしています。



 蜜を吸うため、花の中にもぐりこ
 む、マルハナバチ。
 マルハナバチが蜜を吸う位置に、
 雄しべ、雌しべがあるそうです。

 ちょうど今、マルハナバチの新し
 い女王蜂、雄蜂を育てる時季と
 重なり、蜜が大量に必要。

 一方、ツリフネソウは1年草。確実
 に子孫を残すため、たくさんの花
 を咲かせ、マルハナバチを引き寄
 せ、種をまき散らします。
 まさに持ちつ、持たれつの関係。



 花袋に入り込んだ、マルハナ
 バチ。
 こんな光景、見られたことあり
 ませんか?



 開花寸前の状態です



 ツリフネソウの仲間に、キツリフ
 ネがありますが、葉がツリフネソ
 ウより少し細く、葉の縁のギザギ
 ザがあらいと言った違いはあり
 ますが、大きな違いはシッポが渦
 状にはならず、垂れ下がってい
 ることです。



 カラスノゴマ(アオイ科)



 オオバクサフジ(マメ科)



 フサウツギ(フジウツギ科)



 アケボノシュスラン(ラン科)





 ジャコウソウ(シソ科)



 アケボノソウ(リンドウ科)





 スズメウリ果実(ウリ科)



 ヒヨドリジョウゴ(ナス科)



 ヒヨドリジョウゴの果実。もうし
 ばらくしますと、赤く熟します。




 アキギリ(シソ科)



 前回、ツユクサの双子ちゃんを
 紹介しましたが、白色の双子ち
 ゃんも、見つけてしまいましたョ。






 アレチヌスビトハギ(マメ科)



 ヒキオコシ(シソ科)



 イヌコウジュ(シソ科)

 ヤブラン(キジカクシ科)



 トキリマメ(マメ科)
 赤く色づいてきました。間もなく、
 炸裂!です。



 シラネセンキュウ(セリ科)



 フユイチゴ(バラ科)



 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ツユクサの双子ちゃん | トップ | 迷子のまいごのウサギさん? »

金剛山ぶら~り花散歩!」カテゴリの最新記事