一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

10月24日と25日八ケ岳縦走1日目

2009年10月27日 | 南八ケ岳

07:11       小海線北中込駅発
07:56       小海駅着
08:25       稲子湯着
08:40       稲子湯発
10:10       しらびそ小屋           1:30
11:15       本沢温泉             1:05/2:35
12:10       夏沢峠               0:55/3:30
13:20       硫黄岳山頂            1:10/4:40
14:15       横岳山頂             0:55/5:35
15:10       赤岳展望荘            0:55/6:30
15:40       赤岳山頂着            0:30/7:00
15:50       赤岳頂上小屋

この土日は先週桜平で木にぶつけた車の修理が出来上がらないので、電車とバスを乗り継いで稲子湯から八ケ岳の縦走を計画する。

内容は稲子湯から赤岳まで一気に登り、翌日赤岳頂上小屋からキレットを経て権現岳、三つ頭から小荒間の三つ頭登山口へと下山し、そこからタクシーで甲斐小泉駅へ行くかなりハードな計画を立てた。

この計画を実行できれば一つの目標としてきた八ケ岳の一般ルートの主だった所をほぼ歩き繋ぐことになる。

朝5時に起きてオニギリを四つ作り、アパートを出て小海線の小淵沢行き始発電車に乗り込む。

小海駅で下車し、8時発の稲子湯行きのバスが未だ来ていなく10分遅れでバスが来て乗り込む。

このバスには登山姿の6人の女性グループと単独行の男性が乗り込んで皆終点の稲子湯まで行く。

前日にこのバスはみどり池入口まで行くと役場に確認していたが、稲子湯が終点でみどり池入口には行かないとのことで仕方なく降り、準備をしてみどり池入口に向けて稲子湯を出発する。

みどり池入口からしらびそ小屋まではカラマツの黄葉が美しく時折赤く色づいたモミジが残っていて、葉の落ちて明るくなった登山道を進み、やがてしらびそ小屋に到着し一服する。

しらびそ小屋から本沢温泉に向けて約1時間の道のりを進んでいる途中で2頭のカモシカと遭遇、八ケ岳では以前唐沢鉱泉近くで出合ったことがあったが、その時のカモシカは人の気配を感じるとすぐに逃げ出したが、この日に出合ったカモシカは近づいても全く日逃げる気配は無く、じっとこちらを不思議そうに見ていた。

ほんの2m位に近づいた時に写真を撮って静かにその場所から去ることにして、やがて本沢温泉に到着する。

本沢温泉から近づいた硫黄岳を見て、夏沢峠に向けて九十九折の道を所々ショートカットして登る。

夏沢峠ではいつものベンチに腰掛けてカップ麺とオニギリ、そしてリンゴを食べて本格的な休憩をする。

この日の天気は晴れの予報だったが、朝から生憎の曇り空で日の差すことが無かったが、稜線に出てそれほど風も吹いている様子が無いのと、ここまで予定通りに来れているので頑張って赤岳まで行くことにして、やまびこ荘に赤岳頂上小屋の宿泊予約を御願いする。

夏沢峠から硫黄岳山頂に向かい歩くがどうしても日帰り山行の荷物と違い、一泊するとなると余分な食料や防寒着など荷物が増えて、10キロほどのザックになるのでペースは日帰りの時と違って疲れも出てついつい遅くなる。

いつも感じることだが一日の行動が3時間を越える辺りから疲れが出だし、後の行動に影響が出てくる。

硫黄岳山頂手前で疲れが出だすが踏ん張って登り、やがて硫黄岳山頂に到着する。

曇り空だが視界は利いて、これから目指す赤岳までの稜線がはっきりと確認出来た。

先週日曜日もここへ来たのでザックも降ろさず硫黄岳山荘まで下り、ここでミックスナッツを食べて一息つく。

ここから横岳に向けて出発するが眺望が開けた稜線通しの歩きとなるのと目標の赤岳が一歩一歩近づくのが張り合いとなり進むことが出来る。

横岳通過後、6月にいつも杣添尾根を登って着く三叉峰を過ぎて地蔵の頭に向けてクサリ場の急な下りを慎重に進む。

この辺りからの赤岳は前に遮るものが無くて圧倒的な存在感で確認出来、良くポスターや雑誌等の撮影ポイントになっている場所だ。

高曇りの空に細いガスが赤岳展望荘辺りを流れたりして何やら幻想的な風景を見ることが出来た。

クサリ場をすぎるとやがて地蔵の頭に到着し、そこからすぐに赤岳展望荘に辿り着いた。

もうゴールは真上に壁のように聳えている山頂へのルートを登りきるだけだが、小屋の中ではコタツに入ってビールを飲みながら休んでいる人達が見えて、ここで泊まれば同じように出来る衝動を抑えて最後の山頂に向けてしばし小屋前のベンチで一息つく。

小屋のベンチから目を遠くにやると御嶽山と乗鞍岳、穂高連邦から槍ヶ岳が雲海を敷いて高曇りの曇天の間の夕焼け空に浮かんでおり、特に雪を纏った穂高や槍ヶ岳が見れたことでこの場所に来れたことに感謝したい気持ちになった。

その景色に元気を貰い、コタツに入っている人達を尻目に最後の急登に取り付き、最後は喘ぎながら赤岳頂上小屋に到着。

小屋前にザックをデポし赤岳山頂に行き、しばし眺望を楽しんでから小屋に戻って宿泊手続きをした。
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