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『アデル/ファラオと復活の秘薬』 アデルにハマル

2010年07月13日 | 笑っちゃった映画

原題:LES AVENTURES EXTRAORDINAIRES d'ADELE BLAN-SEC  PG12            
2010年・フランス  (107分)
               

監督・脚本:リュック・ベッソン
音楽:エリック・セラ
出演:ルイーズ・ブルゴワン、マチュー・アマルリック、ジャッキー・ネルセシアン、
   ニコラス・ジロー ほか


鑑賞日:2010年7月9日(川崎)


時代の女神、ついに登場!!


「おお、アデル!
     なんと我が儘な娘。
 おお、アデル!
     なんと自己中心的。
 おお、アデル!
     なぜか君を憎めない。
 おお、アデル、アデル、アデルよ・・・
     ちょ、ちょっと待って。どこまで行くの~~~?」

知性と美貌とキュートさを兼ね備えた、無敵のセレブお嬢様、<アデル・ブラン-セック>。
彼女の前では、
世の男性ばかりか、ミイラまでもが僕(しもべ)となる?!

役名の通り、辛口白ワインのようなキャラクターを見事に演じているのは、
フランスのコスプレお天気お姉さん、ルイーズ・ブルゴワン。

リュック・ベッソン監督が、一目見て彼女に決めただけあって、
アデルを演じるに相応しい魅力溢れる女性。
映画初出演とは思えない堂々たる主役ぶりには、ただただ驚嘆。
サービスカットもあり!

インディー・ジョーンズ張りとはいわないけれど、
20世紀初頭のエジプトとパリを舞台に、破天荒な活躍。
その驚天動地のストーリーに大笑い。

「不景気な時代だからこそ、明るく笑える映画を!」と、
リュック・ベッソン監督が腕によりをかけた、フランス発のコメディー・アドベンチャー

分かりやすい登場人物たちと、お約束通りの展開は、
例えるならば、ソフィスティケートされたドリフのコント。
(金盥は落ちてこないけど)安心して笑えます。


無粋な浮世のことなど暫し忘れて、
大風呂敷の物語に身を委ねれば、
きっと、アデルに嵌まること間違いなし。

さぁ、アデルと共に・・・Bon Voyage!


カワイ~イ度:★★★★★★★
バカバカしいけど目が離せない度:★★★★★★★
痛ましくも笑える妹度:★★★★★★
「あれ?アバター?!」と、突っ込みたくなる度:★★★★★★★★
美術スタッフに拍手:★★★★★★★★★★★★★★★★

総合評価:★★★★ (さらなる冒険に期待)


翼竜プテロダクティルスについていける遊び心がなかったら、
この映画はつまらないかも。
『フィフス・エレメント』にまぶしてあったコメディーの要素を、
今回は最大限に生かしたリュック・ベッソン監督。
細かいことは抜きにして、ぼくはとっても気に入りました。

注)エンドロールが流れ始めてすぐに出て行ってしまうと、
  見逃すことになるエピソードがあります。




映画を見終わったら、なんだか白ワインに合うパスタが食べたくなりました。
というわけで、〈 カニと百合根のぺペロンチーノ 〉をオーダー。

    

楽しい映画と美味しい食事。
それだけで、心はハッピーになれるもんです。



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