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木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

草刈り三昧

2024年02月29日 05時05分59秒 | 耕作放棄地

春から秋のシーズンと比べると、冬場は圧倒的に雑草が少ない。しかしながら無いのではなく成長が遅いだけ。其処彼処に雑草は存在する。邪魔になるのは繁忙期シーズンと一緒、対処が必要なのだ。少ないながら蔓延った雑草にカチンと来たのだろう。長老が刈払機を持ち出した。久方ぶりの刈払機、軽快な爆音が響き渡る。彼の愛機も調子は上々なようだ。一頃エンジンが掛かりにくいとか悩んでいたが、どうやら回復した模様。刈払機は微妙なマシーンだ。常日頃メンテナンスに精出しておかないと、時たまヒステリーを起こしてしまう。何処かの山の神と同様なのかも。

2サイクル特有の爆音、これが響き渡ると無我の境地に到るのか、周囲の声は耳に届かぬようだ。ご承知だろうか刈払機には近づかないことだ。仲間内では5メートルルールを徹底するようにしている。つまり刈払機の作業者を中心として、半径5メートル以内の領域には入り込まないこと、と言う原則だ。上述のように作業者は無我の境地、周囲への注意力が不足気味なのだ。ポイントは近づかない事だろう。

長老もご機嫌のようで軽快に作業を続ける。カメラを持った子狸が近くにいても気づかぬ様子、上記の5メートルルールを厳守する。刈払機で切られたらたまったものでは無い。別れの挨拶をして帰宅しようかと思ったが、耳には遠いようだ。手を振るだけで意思表示を。

彼の作業は自分の持ち場から隣接耕作者の領域にまで及んでいた。作業が始まると、ついその先まで・・・・・・・・となってしまう。無論、隣接耕作者には異論があろうはずも無い。有り難い傾向なのだ。作業者である長老も、波に乗っかったサーファーのようで途中での中断など考えられないのだろう。両者共にウインウインの関係、三方良しの片鱗が斯様な場所にも。

刈り取られた雑草は若葉のようで青々としている。つまり即座には焼却は不可能で、しばしの乾燥期間が必要だろう。焼却するか、腐って消滅するか、何れかの手法でこの世からおさらばとなってくる。雑草にも人権が・・・・・と屁理屈を囃し立てる事は無い。淡々と作業を継続して初期の目的を達成するのみだ。ややこしい感情は引っ込めておきましょう。

 

 

 

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農園の花園

2024年02月28日 05時24分08秒 | 耕作放棄地

近くに梅の樹は無いかと探していた。白梅や紅梅の撮影をと目論んでいたのだが、そうそう問屋は卸してくれない。生憎と被写体に恵まれず、悶々としていた折にフト思い出した。そうだ農園内に1本の梅樹があったのだ。他でもない、例の「千早の忍者」氏の花園だ。彼は百姓仕事を続けながら、金剛山へのアタックと老人ホーム巡りを続けている奇特な御仁。農園では野菜栽培とは異なり花々を栽培している。恐らくだが、老人ホーム巡りの手土産だろうと推測している。彼の花園に確か梅樹が1本あったはずだ。

子狸の耕地とは正反対の位置、少々坂道を登らねばならないが訪ねて見よう。遠目にも白い花が。だが今年は厳しいようで、花々の姿もまばらだ。三寒四温の訪れ方が厳しく、気象変動の度合いに追い付けないのかも知れない。まばらな白梅を数枚撮影してみた。小振りな花だ、ズームアップしても華やかさには欠ける模様。千早の忍者氏には申し訳無いが、今年の梅花は期待には応えてくれなかった模様だ。年によって当たり外れはつきもの、自然界の現象だからやむを得ないのだが。

彼の梅樹は未だ若い。植樹して10年にも満たないのでは無かろうか。老木と品のある梅花との組み合わせには、まだ少々の時間が必要なんだろう。苔むした梅の老木に凜とした白梅花の存在・・・・・・・絵になる対象なんだが。

残念だが諦めて足下に目を移す。ニホンスイセンの花々が咲き誇り、村のスイセン畑には劣るかも知れないが結構な群落だ。何時しか手入れをしている彼の姿を眺めたことがあるが、耕作者の手入れ如何によって開花も変わってくるのだろう。近くに村のスイセン畑があり、多くの関心はそちらに移っている。地の利で不利だが、彼のスイセン畑も見過ごせない存在なのだ。

量的には決して多いとは言えないが、彼の花園には年中某かの花々が咲き誇っている。時には農作業の手を休め、彼の花園を訪れてしばし優雅な時間を楽しみたいものだ。忙中閑あり、長い人生には心の余裕が必要なのかも・・・・・ですね。

 

 

 

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子狸も植え込みを

2024年02月27日 05時33分36秒 | 耕作放棄地

長老に刺激された訳でも無いが、ほぼほぼ準備も整ったので子狸も植え込み作業に。勇んで農園へと出向いたら、晴れの予報なのに雨空の気配、しかも降り出してきた。小雨かと思ったら何とアラレの状態、白く冷たいのがヤッケの上から叩きつける。参った、暖冬の気配で油断していた。三寒四温とは言うけれど、本日は寒の寒、寒い一日となりそうだ。しばらく野小屋の陰で待機、寒気が通り過ぎるのを待つ。

30分もしないうちに状況の変化が、雨雲が通り過ぎて晴れ間が覗いてきた。どんな天気なのだ。ぼやきつつも作業開始、濡れてしまった種芋を仮配置し、バランスを図る。2列の植え付け予定地に配置すると、80個の種芋予定が70個ほどで済みそうだ。もう一畝準備するのも面倒だし、必要な方があれば提供への方針変更を行おうかと。

仮配置した種芋の中間に元肥として鶏糞を投入する。最初は化成肥料をとも思ったが、鶏糞のみで留め置いた。成長の度合いを眺めながら、必要に応じて随時投入へとこれまた方針変更、やはり雨雲で志気が鈍ったのだろうか。まあ肥料散布はともかくとして、肝心の種芋を埋設しなければならない。移植ごてで穴を掘り、溝深くに埋設する。久方ぶりにイスを使用せず中腰姿勢のままだ。そうそう長老式に余分な芽のカットをと思ったが、作業が進行してしまって、今更のやり直しも出来ない。ままよ茎が出てから従来どおり「芽欠き作業」を行いますか。

そう大きな時間も取らず、埋め込み作業は完了した。想定どおり10個前後の種芋が余ったようだ。上述のように必要な方を探してみようかと思っている。なかなか予測と現状がピッタリ合致することはマレなようだ。春ジャガの植え込みもかくして終了、後は成長を待って、①芽欠き作業→②土寄せ→③追肥→④再度の土寄せ→⑤収穫・・・・・と続いていく。無論、折々の雑草抜きは別途必要であるのは言うまでも無い。肥料を散布しても雑草が多ければ横取りされるのがオチ、自然界の野生児には勝てませんぞ。

 

 

 

 

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年中レタス栽培

2024年02月26日 05時18分41秒 | 耕作放棄地

野菜栽培には時期があり、タイミングを選ばないと育ってはくれない。だが中には例外もあって年中栽培可能な品も存在する。レタスなどその最たるもので結構重宝している。無論、冬場など条件の厳しい折には成長が遅れるが、育たぬ訳では無い。子狸の選択肢はサニーレタス、緑の葉に茶色い葉が混じった物だ。我が家では主として朝食用だが、別に何れの食事でもおやつとしての生かじりでも支障は無い。サラダの一助として、ドレッシングをぶっかけての賞味、便通にもよろしいかと。

栽培は到って簡単で、種蒔きして放置しておけば勝手に育ってくれる。何よりも有り難いのは、キク科の故か害虫被害がほぼ存在しないこと。ここらがアブラナ科との大きな相違で、アブラナ科だと虫害に悩まされ続ける。それに種子購入も安価だ。一袋購入すれば持てあますほど、お店によって異なるだろうが価格も確か一袋100円~200円程度だったかと思う。

栽培は筋蒔きして発芽させ、多少大きくなった時点で移植するようにしている。発芽率は極めて高いので、発芽したままだと密植状態となり勝ちなのだ。移植疲れもほほ発生しないようで、そう気遣うこと無く作業を進行できる。真に便利な野菜である。

画像は何れも子狸のレタス畑、流石に2月の冬場とあってか控えめな成長具合だ。恐らくだが、3月になって気温が高まると急激に大きくなるかと思われる。数日おきに何株か持ち帰ると、一家族分としては十分すぎる程。流石にレタスはマダム衆にも提供しがたく,お裾分けは控えている。ダイコンやカブそれにマメ科やイモ類と異なって、葉物野菜は提供するには一寸難ありかな・・・・・と思われる。

従ってレタスは専ら我が家専用だ。畑は我が家の野菜庫、取り立ての産地直送品、超新鮮野菜が何時でも農園には転がっている。何とも有り難い環境だ。里山保全活動の思わぬ恩恵かな、こんな楽しみも付随してまっせ。

 

 

 

 

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種芋の埋設

2024年02月25日 05時11分31秒 | 耕作放棄地

雨天続きの中、久方ぶりに晴れ間が覗いた。午前中は所用で出かけていたが、こうも青空が見えるとムシが騒ぐ。午後から一寸間と思い、農園へと出かけてみた。案の定、仲間達が作業中で、長老など既にジャガイモの埋設中だった。明日は雨の予報なので本日中に・・・・・との作戦のようだ。そういえば気象条件から見て、春ジャガは前倒しが望ましいとか語っていたっけ。信念を貫いているようだ。他のメンバーに確認すると、未だ準備中とのこと、埋設作業も叉長老が一番乗りみたいだ。

畝を覗くと立派な種芋が置いてある。どうやら長老も1/2カットのようで、切り口は未だ新しいようだ。雨の前にと言う条件で急いだ模様。切り口の防水面が気になるが、どのみち明日は雨、どちらにしてもビショ濡れとなるだろうから・・・・・・・一緒か。

長老の埋設作業を見ていて面白い現象に気づいた。何と発芽した芽をカットしているのだ。何故に、と問うと、茎が伸びた後に「芽欠き作業」という行為を行うが、先にやっておくのだとの回答だった。確かに種芋から2~3本の茎が伸びてくれれば問題ナシだ。理屈は合っている。芽を欠く方が茎を欠くよりも楽だし早いようだ。面白い発想である。これは取り入れる価値がある行為かも。

子狸は本日ジャガイモ畝のマーキングを行った。理屈上では40センチ間隔の一畝40個の種芋、との想定だった。ところがマークした穴は36個ほど。40センチの間隔を甘めにマーキングしたようだ。対応策は若干詰めて植え込むか、別場所にもう一畝確保するか。ご近所のマダム衆を勘案すると予定の80個は必ず埋設しておかないと。

斯様な失敗を彼方此方でやらかしてしまう。注意力散漫なのであろう。老化現象という逃げ口上もあり得るが、どうも若い時代にも同様なミステークがあったような気が。

 

 

 

 

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