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木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

一番槍は何方が

2024年02月15日 05時01分05秒 | 耕作放棄地

賤ヶ岳の7本槍では無いが、仲間達もそれぞれの槍を持った青年武将(?)のようだ。武功一点張りとは言わないが、武器を片手に農作業に励む姿はまさに合戦中のサムライだろうか。季節は2月の中旬、一般的には真冬のど真ん中だ。ところが非常に暖かく、本日など最高気温は18度、4月の上旬の気候だそうな。暖冬とは聞き及んでいたが、まさか雪の心配では無く暑さの心配が先に来ようとは。これでは春植えの作物も前倒しの必要性があるのかも。雑草を抜き取りながら、着ていたジャンバーが暑苦しくなってきた。

春植えの一番手はジャガイモである。2月の中旬から3月の中旬に掛けてが植え込みのシーズンだろうか。これだけ暖かいと、少々前倒しの方がジャガイモにとって相応しいのかも。芽出し中の種芋も粗方発芽してきてるようだ。頃合いを見計らってカットするタイミングを図る必要が。さてこうした環境の急変に戸惑っていたら、長老が早速動き始めた模様。

遠目に眺めるとミニ耕耘機を引っ張り出してのジャガイモの畝作りのようだ。どうやら今春の一番槍は長老の手に渡ったようだ。他の仲間達は未だ未着手の模様、子狸もジャガイモ畝は未だ出来上がっていない。長老の特徴はかなりの高畝であること、大凡の畝高は30センチはあるだろう。ジャガイモは土寄せが必要な野菜だ。高畝過ぎる程であっても困ることは無い。彼は耕耘作業が済めば鍬1本で高畝を作り上げる。予定では隣り合った2畝作り上げるそうな。

見ている間に作業は進捗していく。想定どおりの高畝が出現してきた。畝幅も広めだ。高く広い畝だと土寄せも何不自由無く実現できるだろう。ジャガイモにとっては快適そうな環境だ。彼のうまいところは、こうした適切な環境作りにある。結果として成果品にも恵まれ、立派な作品群の出現とあいなってくる。

恐らくだが種芋の芽出し作業も自宅で進捗中なのだろう。畝が出来上がった今、明日にでもジャガイモの植え込みは可能なようだ。現況から推測すると、今後の冷え込みはあっても雪や霜の心配はほぼ大丈夫だろう。それこそ明日にでもの植え付け、ひょっとしたら実現するかも知れませんね。