goo blog サービス終了のお知らせ 

木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

冬野菜消滅す

2024年02月20日 05時05分10秒 | 耕作放棄地

「冬野菜」を各種栽培してきた。収穫を始めたのが12月にはいってから、以来3ヶ月近くに及んでいる。次々に収穫を手仕舞いし、残ったのがダイコン、カブ、ミズナの3種類、それも限界に近づいたようだ。とう立ちというか、鬆が入るというか、・・・・そんな危険性が出そうな気配が。外観上はまだまだ収穫出来そうな印象なんだが、中味は終焉期なのかも。見切りが肝心かと思い、本日全部処分することに決定。小雨模様だが作業を実施することにした。処分場は焼却場と決めている隅の場所、果樹木のお隣だ。

まずもって現状からご紹介しておこう。ミズナ、カブ、ダイコンの残っている姿だ。ランダムに収穫を繰り返しているので、整然性は無い。基本、大きめな野菜から収穫するので、残り物は小振りな物が多い。少々貧相なのはそうした事情による。カブの引き抜きから始まって、ダイコン、ミズナの順番で抜き取っていく。雨模様の天候なので根回りには土がビッシリ、大型の移植ごてではたき落としながらミの中に放り込んでいく。搬送にはミの活用が非常に便利だ。

そう手間も取らず、短時間で作業は完了した。処分場には青々とした野菜類が積み上がったが、当然ながら焼却とはいかない。乾燥させても燃える状態には到らないだろうかと思う。残るのは腐って分解されてしまうのを待つことだ。微生物の活躍に期待するしか手法は無いだろうな。

かくして「冬野菜」は農園から完全に消滅してしまった。思えば3ヶ月の間、種々の恩恵に預かりながら、「冬野菜」に助けられてきたかと言えるだろう。我が家の食卓のみならず、ご近所のマダム衆にも何度かお裾分けが行き届いたようだ。とりわけ冬野菜は鍋料理に似合うケースが多い。一家団欒の場を構成してくれる「冬野菜」、今冬分は終わってしまったが、再度の挑戦には叉挑みたいと思っている。栽培しても良し、提供しても良し、「冬野菜」はメリットの多い栽培物だ。初期の種蒔きは8月の末から、今から期待を込めて待ち望んでいようかと。