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木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

畝の溝切り

2024年02月19日 05時13分24秒 | 耕作放棄地

1番槍は長老の手柄であった。2番槍は不肖子狸の出番、引き続いての3番槍はと期待していたら・・・・・例の百姓候補生氏がお出ましと相成った。何の話じゃと疑問に思われるだろうが、他でもない、ジャガイモ栽培への取り組みである。別に優先劣後を競うものでもないが、これだけ暖冬現象が続くと気が焦ってくるのだ。ここ数日、気温は20度近く、4月の上旬あたりの気候だそうな。まさしく春の到来といっても過言では無いかなと。

本日は仲間達が出動かなと期待していたら、百姓候補生氏のみの登場であった。天気も良し、風も無し、作業には打って付けの天候なのに。未だジャガイモ栽培への準備が整っていないのだろう。出動した百姓候補生氏に聞くと、種芋の準備は万端、何時でも植え込みOKとの回答であった。タイミングを図っているようだ。其処での登場なので、当然ながら畝の準備に出動したとの話だ。

先般、子狸の事例を概略報告したが、彼の手順も同様であった。つまり最初の下準備は畝の構築である。畝を立て、溝切りを行い、植え込み位置をマーキングしていく。此処までの段取りかと推測する。最初に引っ張り出したのはミニ耕耘機、どうやら畝立て予定地を再度耕耘するようだ。何度も作業しているので土壌は柔らかく、ミニ耕耘機が土にめり込むほどだ。土壌が柔らかいとスコップによる畝立ても楽になる。畝を整え、次は溝切りの作業、用いる用具は三角ホーだ。畝の中央部に埋設用の溝を掘っていく。

続いての作業は埋設位置のマーキングかと思いきや、本日は溝切りまででストップとか。今後の天候は雨の予想、マーキングしても雨で流されるだろうとの予測のようだ。かくして可能な範囲での下準備は整った。彼も種芋にはダンシャクとメークインを採用した模様だ。ダンシャクは小粒タイプ、そのまま埋設が可能だ。メークインは大粒タイプ、カットが必要不可欠となる。恐らくだが埋設予定日を月末と推定すれば、雨中でのカットとなるだろう。膜面の乾燥が読みにくいが、彼もジャガイモ栽培は数年の経験者、うまく乗り切ってくれるだろうと期待している。

予定では60株程の植え込み段取りだそうな。彼の家族も少人数だ、恐らくだがご近所衆への提供分も含まれているのだろう。ジャガイモに限った話ではないが、栽培物は育てても良し、提供しても良し、多くの笑顔に包まれるのが大きな喜びなのだろう。

 

 

 

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