サツマイモを植え込んでホッと一息ついたものの、何ともモヤモヤした気分。例の「百姓候補生」氏も同様だったと見え、何やら変な変な状況だ。考えてみるに、どうやらサツマイモが不足気味だとの見解で一致した。重量が重いからと少なめに減らしたが、提供先等を勘案するとどうにも足りないようだ。早速、何時もの個人種苗店に連絡を取る。本年最後の入荷便で対応可能とのお話、有り難かった。品種はナルトキントキ、本数は彼が10本、子狸が20本で発注をお願いした。
先だって植え込んだのは彼が60本、子狸が50本だった。通常だと過不足無しかと思えそうだが、彼も子狸もサツマイモのファンクラブが増加して、どうにも不足気味。足りないよりは、と追加に踏み切った次第。嬉しい悲鳴・・・・・と言うヤツだろう。ドイツ人はジャガイモを食べて育つと聞くが、日本人はサツマイモかな。青木昆陽先生の恩恵は計り知れない。食糧危機の可能性が予測される昨今、もっと重視されても良い作物なのでは。
品種はそれぞれのお好み次第なのだが、最近はシットリ派というかネットリ派というのか、やや水気を帯びたイモ類が人気のようだ。従って重宝される品種がシルクスイーツや安納芋、子狸的には少々苦手なタイプだ。従って選択したのはベニハルカとナルトキントキ、ややホクホク系のサツマイモだ。彼はナルトキントキ、ベニアズマ、ベニハルカ・・・・・と多品種にまたがった模様。こればかりはお好みだから、良くも悪くとも言えないだろう。
何時もの事ながら、見事な苗が入荷した。青々とした立派な苗でしょう、惚れ惚れするような苗で何時もながら感嘆する。早速植え込みに。本数が少ないので短時間で終了だ。今回は斜め植えでは無く船底植えを選択した。あらかじめ穴を開けていく手間をカットしたのだ。数日は水やりが必要だろう。青々とした葉が枯れ、新葉が出てくれたら定着だ。後は雑草の処理とツル返しに勤しむだけかな。
9月から10月に掛けてが収穫期だろう。大きなイモが土の中から出現するのは、毎度の事ながら驚きの連続だ。ツル1本から見事なイモが成長するのだから、自然界は何とも不思議、有り難くもアリ・・・・でしょうか。