全く気付いて無かったのだが、「長老」から指摘があった。ボチボチと「インゲン」が実ってるぞ・・・・・と。注視してみると、大きめの実がツルの合間に。何時の間にか収穫期に入ってたようだ。それにしても早い、確か種蒔きしたのが4月の上旬だったはず。2ヶ月半ほどしか立っていない。インゲンは別称を「三度豆」とも言う。つまり1年間に三度栽培が可能な豆との評価だ。三度はともかく、春と秋の二回は栽培の経験もある。用途も多く重宝する野菜だ。特に若い間のインゲンを使ってゴマ和えとするのが好物、食も進むというもの。食卓にゴマ和えの小鉢を乗せるのが我が家の流儀で、これから当分は続きそうな気配だ。
子狸と例の「百姓候補生」氏との種蒔きはほぼ同時だった。彼の畑は・・・・・・と覗いてみると、葉が生い茂り実りの程は解らないが、同様に収穫期に入ってるのだろう。先般、奥方同伴で出動してたので既に収穫済みかも知れない。問うてみると未だのようで、斯様な状況なら本日収穫するとの見通し、彼も気付いて無かった模様だ。当事者以外の方々の方が、先に目ざとく発見できるのかも。
インゲンは特に顕著なのだが、一斉に実を付ける訳では無い。下の方から順に花が咲き、おいおいと実っていく。つまり見逃すと大きめな実と小さめな実とが混在し、収穫遅れとなり得る事例も。避けるのには注意深く探して、大きめな実から順に収穫すべきだろう。良く「お化けインゲン」、と評価する大きめな実が存在するが、取り遅れの証左である。
探してみると結構大きめな実も存在する。「長老」から指摘を受けるまで気付かなかった結果だろう。どんな野菜もそうだが、成長しきった盛りのものより、八分咲きといった盛り直前の物が美味だ。インゲンはとりわけそのようで、早めの収穫が望まれる。少し小さめの実を収穫するのは気が引けるが、美味なる食卓には決断が必要なのかも。
指摘してくれた「長老」に尋ねてみると、彼も叉インゲンが実った状況だとか。例によって、年間スケジュールの下、インゲンも叉栽培の対象となっていたようだ。流石に抜かりは無い。年間を通じての計画栽培、我々が考えつくような手法は当然に対応済みの模様だ。静かにさりげなく収穫の日々が続いている・・・・・・・のだろう。