もっと塩味を!―Plus de sel,s’il vous plait!林 真理子中央公論新社このアイテムの詳細を見る |
林真理子らしい女性一代記。
「食」に貪欲な主婦が、パリでレストランのマダムになり、ミシュランの☆を取るというお話。
「食」のみならず「生」(いや「性」かな)にも貪欲な主人公が興味深い。
前半は一気に読み進んだが、後半は失速。
主人公の人生の失速もあるが、筆者の筆の失速感も否めない。
ちょいと残念。
タイトルが秀逸だと思う。
禁断のパンダ拓未 司宝島社このアイテムの詳細を見る |
第6回「このミステリーがすごい!」大賞作ということで読んだ。
高校生だった私の憧れだった辻調(大阪あべのにある「辻調理師学校」)卒の筆者ならではの料理へのこだわりが読んでいて楽しい。
が、最後はそこへいくのか・・・。
後半でつらくてしかたなかった。
恐怖、嫌悪、侮蔑、いろいろな感情が湧き出るラスト数十頁。
そして、鮮やかな終焉。
次作「蜜蜂のデザート」は現在、図書館予約1番。
今作を超えるものになっているか大いに期待。
キネマの神様原田 マハ文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
映画好きになぜひとも読んでほしい一冊。
前半ちょこっとイラっとするも、後半は感動の涙なしには読み終われない。
今日、読了。
読んでよかったと素直に思える作品。
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