国語屋稼業の戯言

国語の記事、多数あり。国語屋を営むこと三〇余年。趣味記事(手品)多し。

7月14日向上委員会設立記念日でもいいような気がする。

2021-07-14 08:44:00 | 戯言
●7月14日と言えば何の日か?

●フランス建国記念日という人は歴史好きだな。

 フランス革命の勃発の日だな。

 ちなみにゼラチンの日でもある。フランス料理でゼラチンを使うからだそうな。

 ゼラチンの料理を食べている階級の人はフランス革命でえらいめにあったような気がするが。
1800年代に入ると食用のゼラチンが生産されるようになり、フランスでは宮廷料理にゼラチンが使われていました。
と新田ゼラチン様のHPにあるし。

●ひまわりの日という人は渋いな。

 しかし、一応確認しておきたいんだが、由来はご存知か。

 714でひまわりと読む。

 というのは無理だぞ。

 正岡子規がひまわりをほめたたえた日記の日付が7月14日であることが由来。

 最近の研究者だと七夕との関係で新しい季語を生み出すために政治的な策略であったとか述べているよね。

 また、明治時代に北海道の農業試験所で日本初のひまわりが発芽した日であるとか。

 とかではない。全部、「ひまわり」の説明は嘘と言うか思いつきだ。すまん。


●実は気象衛星ひまわりが打ち上げられた日なのである。

  

●そう言えば内視鏡の日でもある。

 これは本当な。由来は714で内視な。   

 本当だって。


●結論としては山本彩(元NMB48)の誕生日ということでいいか。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【良著だよ】『はじめての言語学』

2021-07-14 04:38:00 | Books
黒田龍之助  講談社現代新書

いいなあ。教え方がうまいひとなんだろうなと思う。というか、予備校の講義っぽい。あ、誉め言葉ね、ここの部分は。

例えば「民族の数が言語の数ではない」の部分では、オーストラリア人とオーストリア人の非常にわかりやすい例をもって、説明しているんだが、「ついでに、オーストリアとオーストラリアを間違えるのはいい加減やめにしたい」とか言う余談がどーでもよくていい。あ、誉め言葉ね、ここんとこ。

予備校を経て、大学の先生になった人って増えているよね。てことは、大学の講義って、そろそろ予備校並に面白くやれる大学人も増えているんじゃないかな。

でも、諸君は大学に行ったら、つまらない講義にも耐えられるといいなぁ。ダイアモンドって苦労して磨くから美しくなるんだぜ。むしろ、すすんで面白がれるようになるといいね。大学時代、ほとんどの講義を一番前で受けていた私は少なくともそうした。

あ、ちなみに言語学の入門書としてはかなりの良著。入門の向こうにある発展用の読書案内もいいし、なにより「言語」って学ぶ価値のあるものとわからせてくれる。

(2004年7月17日の記事に加筆)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする