ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

儚くて夢にも人を見つる夜は朝の床ぞおき憂かりける

2017-09-29 03:12:16 | 古今抜粋

儚くて夢にも人を見つる夜は朝の床ぞおき憂かりける    素性


昨日と似たようなテーマを選んでみた。

比べてみたらわかる。これは自分で自分の感慨を詠んだものだろう。

実際これと似た経験をしたのだ。



朝ぼらけ夢の名残をとらへむとまだ出でられぬ薄き床かな    揺之





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10 コメント

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Unknown (竹ぼうき)
2018-11-29 04:42:53
あかつきにゑまふおもかげはかなくてむなしくさぐるかたしきのしわ

恋の歌なので、無視していただいて構いません。しかも、自分の経験ではなくて、想像から生まれたものです。
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Unknown (いるか)
2018-11-29 06:31:45
あかつきの夢のなごりを惜しみつついまひとたびと枕をよせぬ

あまりうまく決まりませんね。
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Unknown (竹ぼうき)
2018-12-13 21:25:12
あかつきの枕のいろも愛しまましいまひとたびの夢の端切れと

なにを今頃になって!と思わないでくださいね。いつでも反応が鈍くて、ごめんなさい。
「はぎれ」と「はしきれ」(字余り)の両方の意味を持たせたかったのですが、どうにもならず漢字表記にしました。苦し紛れなのが見えてしまいますね。
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Unknown (いるか)
2018-12-14 05:34:31
朝ぼらけ夢のはぎれをぬひあつめめざめののちの心に着せぬ

苦し紛れでもなんでも、詠み重ねていくとだんだんうまくなっていくような気がします。
これは最初の五がなかなか決まらなくてこまりました。
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Unknown (竹ぼうき)
2018-12-14 07:18:52
いるかさんでも、悩むことがあるのですか。いつでも、さらさら~っと流れ出るように詠まれているでしょう?いるかさんに追いつけるように、あと数世紀、詠み重ねます。

綿衣に夢のなごりをぬひこめば霜ふるあさもぬくぬく明けむ
(とっても素敵なお歌をいただいたのに、どうも私が描くイメージが「ねんねこばんてん」になってしまって・・・・。どうしましょ。)
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Unknown (いるか)
2018-12-14 08:05:08
わたごろも夢のなごりをあたためてきみなき朝をだきしめにけり

早詠みが好きなだけです。早詠みのこつは、とにかく屑でもなんでもひごろから詠み捨てておくのです。そうしたら、いざというときすらっと出て来ます。
わたしも歌を詠むときには結構悩みますよ。これはというのはなかなかできませんね。
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Unknown (竹ぼうき)
2018-12-14 09:03:27
早詠みのお話は、とても参考になります。私には、一つ一つの言葉にこだわりすぎるという欠点があります。最近になってやっと、古語辞典がなくても助動詞が頭に浮かんでくるようになりました。これからも焦らずに、恥ずかしがらずに堂々と詠み続けます。そして図々しくも、いるかさんに読んでいただきたいと思います。いるかさん、ありがとうございます。
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Unknown (いるか)
2018-12-14 10:04:48
それは欠点ではないと思いますよ。みんなそれぞれあって、それがいいというものだと思います。わたしも、竹ぼうきさんの歌に、いろいろ教えてもらっています。
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Unknown (竹ぼうき)
2018-12-27 22:59:03
わたごろも夢のまくらとほほをよすわづかにうつる香をさぐりつつ
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Unknown (いるか)
2018-12-28 04:04:36
おもかげを夢におひつつわたごろもかきよせて着るその香りかな
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