しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

自治会長のぼやき

2012年04月28日 | Weblog
4月は人事異動の時期。会社組織に係わらず多くの組織で新年度、組織の人材更新がある。

行政の会議でよくお会いする連合会組織の古参の自治会長さんのうらみ節が先日も聞こえた。

自治会の役員のなり手がいない。変わった役員の意欲が乏しい。
半数の自治会で会長が交替したが、引継ぎが出来ていない。自治会活動は継続性が求められ、自治会長は10年はやるべきと自分は思っている。とおっしゃる。
自治会長が毎年変わる地域がある。
けっこう世帯数の多い自治会が多い。
多様な地域の問題が頻発する。解決できぬまま次期会長に問題が先送りされる。
継続して対応したくない会長は喜んで会長職を降りる。

問題が頻発、少数の役員に集中する事務。行政は「コミ協、自治会長」と雨あられの文書送付で地域に周知を求める。年間100件を超える行政からの郵便物。
回覧配布に回した直後に至急回覧要請の文書。
コミ協単位での配布物が他のコミ協に誤配される。
封がされているので中身が確認できない。届けた先に予備分が無い。
回覧に回すと回覧中に問い合わせがあっても中身がわからないので答弁に窮する。

行政の縦割り組織の案内。「行政傘下の~協議会」「市の~課」「県の~課」
ほぼ同じテーマで会議を招集する。招集される側は「同じ自治会長」
招集する側は増えるばかり。

少子高齢化は地域で深刻な問題だ。年に数回は自治会内の会員葬儀に参列する。
「お斎」に呼ばれることもけっこうある。3回呼ばれるとその年度の会長手当分が
ふっ飛ぶ。予算が組まれていないから当然だが、この手の苦労は会議関係でも多い。
地域活動をすればするほど出てくる自己負担感。

町内に住む役人(役所職員・教員)は殆んど自治会役員に就任しない。
議会で審議された案であると称する「自治会補助制度」
使い勝手が非常に悪い。

「20万円以上の自治会で使用する単品備品購入時に半額補助します!」
つまり40万円の備品を購入したら半額の20万円を補助します。ということらしい。
議会で当初、40万円以上と言っていたのを引き下げました!と鼻高々の説明だった。

自治会長から一斉の反発。
20万円以上の備品など買える自治会は殆んど無い。
自治会財政の実態が解っていない!。議会も行政も!
「20万円以下」に適用範囲を変えていただきたい!大勢の自治会長の声だった。

総務課長もタジタジだったが。内容を変える権限などあろう筈がない。

こうして先日の会議もフラストレーションの高まる行政のコミ協会長への説明会だった。

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1 コメント

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うらみ節 (コーチャン)
2012-04-28 05:46:44
実態のわからぬ議会と行政。
予算から割り出す適用範囲。
使い勝手から考える行政思考に変えていただきたい。
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