しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

介護事業の給与引き上げと弊害

2008年10月02日 | Weblog
高齢者社会の拡大に伴い急速に需要が拡大している介護事業。
介護施設と利用者は増大しているが介護保険の弊害から保険から受け取れる収入で介護職員を確保することが困難となっている事業体の経営が悪化している報道があります。本日2日の読売新聞の紹介です。
主な介護事業所の常勤職員の給与(月額)
○看護師       2005年3月     2008年3月

特養ホーム      39万2784 円   45万3236円
グループホーム    25万6025     33万2088
訪問看護       43万6440     41万2271
通所介護       29万6597     32万1745

○介護職員  
特養ホーム      27万1608円    29万0289円
グループホーム    20万5185     21万9970
訪問介護       21万8764     22万3124
通所介護       22万6303     23万3913
看護師は病院でも引く手あまたでなかなか確保できません。(3年の勉学が必要)
介護職員は2年もしくは160時間程度の講習受講で資格が取れますが、
きついわりには給与水準が追いつかず専門学校に入って資格を取る人が少ない現況にあります。人員不足から外国人を導入したり、無理して給与引き上げを行い、経営を圧迫している現況があります。
介護職員の20万円代の給与水準は他の産業と比して低すぎます。
小生の様に定年後のアルバイト。年金を補う収入との位置ずけがある場合はさておき、家族を養う生活を展望できる給与水準が確保されなければ就業を希望する若者は確実に伸びません。
介護保険の改定等抜本的な見直しの時期にきている気がしております。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
介護報酬 (コーチャン)
2008-10-03 03:32:53
介護事業所が経営難のため廃業、新規参入が見込めないと、今後利用者の増加が確実な介護保険サービスの提供に支障が生じる為、来年度の介護報酬改定に向けて報酬引き上げの声がたかまっている。(読売新聞)
当然ですね。3kといわれる職場でこの低賃金では意欲のある人材ですら回りから言われたからこの業界は断念した。(某ボランテイアサークルの学生談)
と人材流失が続いております。
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