しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

枠を超える提案は難しい

2011年12月18日 | Weblog
昨日の会議は難しかった。
既存の会議メンバーでの会議では解決しない問題を論議した。

集まった会議メンバーは小学校区の町内会長(自治会長)、小学校の生徒の保護者、
PTA会長、小学校のコーディネーターー、育成協代表、民生委員代表、スポーツ推進協代表、防火・防災協代表と教育委員会である。

議論したテーマは「小学校・中学校の統廃合問題」である。
集まった代表の学校区にある小学校・中学校が統廃合の答申を受けて開いたものだ。
かって一つの小学校で2000人を上回る生徒数を誇った小学校だが現在は全学年を合計しても80名代。複式学級が想定され統廃合の俎上に乗った。

問題は深刻だ。
中学では全校生徒数が70名代で部活が出来ない。保護者は越境入学をさせて部活のできるところ、進学率の高い有名校、中高一貫校へとシフトしている。
想定される校区の進学先中学校に半数も入学しない事態に陥った。

○教育委員会が悪い、責任を持って越境入学を阻止すべき。
○学校区を変更して規模の大きい中学校と統合すべき。
○小学校が先か中学校が先か同時なのか見えない。
○協議が進まなければ何年かかるのか。
○シュミレーションはあるのか。
○地域での論議が不足している。等々いろいろな意見が出た。

結果して出された方向性は
○「地域検討会の立ち上げ」だった。
コミニテイ協議会代表、保護者、学校に関わる地域団体などの代表による検討会である。メンバーは一任された。

統廃合が答申された学校区は4つ。単位は小学校である。
4つのコミ協とそこに所属する学校に関連する団体の代表で会議メンバーを構成する。
あまりメンバーが多すぎても話が進まない。
積み上げた結論が隣接する他の学校区への編入であれば今は適正な規模として機能している学校区のコミ協に統合の問題を打診することになる。
そうなればそこからそこのコミ協の議論は始まる。統廃合は更に遅れてくる。
そのうち、問題の地区の小中学校の在校生数は更に少なくなる。

過去に10年かかった話も聞いた。校舎を建設して統廃合すると建設に4年、準備期間が2年の計6年かかる。校舎建設が必要でない場合でも最短2年かかる。
そうゆう話だった。

問題は明らかとなった。メンバーは一任されたのだ。意識の高い熱心な人でいつでも会議に参加できるコミ協役員が望ましい。
頻繁に会議は開かれるだろう。スポード感を持って進めたい。地域の為。生徒と保護者の為。

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1 コメント

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ベクトル (コーチャン)
2011-12-18 04:55:57
ベクトルを合わせて緊密な会議を重ねる。それしかない。メンバー構成。最も重用な要素と思う。
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