13日早朝に行われたロンドンオリンピック閉会式。名だたる有名アーテイストたちがパフォーマンスを披露する中、あまりに無知なコメントを出し続けたNHKの実況解説に批判が殺到した。
スパイス・ガールズ、ジョージ。マイケル、ファットボーイ・スリム、ペット・ショップ・ボーイ、
リアム・ギャラガー、クイーンのブライアン・メイ、ザ・フー。MUSU、絢爛豪華なゲストたちが盛り上げるパフォーマンスのさなかも、ほぼ無関係の解説を話し続け、アーテイストの紹介もほとんど為されなかった。
1970年代に活躍したイギリス人コメデイ・ユニット、モンテイ・パイソンの一員だったエリック・アイドルが同グループのネタの一つである「人間大砲で失敗してしまう演出」で登場。
映画「モンテイ・パイソン・ライフ・オブ・ブライアン」のエンヂングテーマを歌って世界中のファンを喜ばせたさなか、NHKの解説員はパフォーマンスの紹介は一切なし。国民的人気コメデイユニットの一員であるエリックを「アーテイスト」とだけ紹介した。
ファンは激怒した。パフォーマンスが始まると同時に無用な解説が始まる流れに、インターネット上では「ぶち壊しだよ!」という書き込みが連発した。
イギリスの音楽とエンターテイメントをテーマににして演出した閉会式を楽しみにしていた視聴者は怒り心頭だった。
パフォーマンス重視の視聴者用は、海外では解説が入らない「副音声」の2バージョンを用意するチャンネルを用意するところもある。せめてそのような配慮があれば無知な解説者の演出ぶち壊しの批判を避ける対応がとれたのではなかろうか。との報道があった。
ナルホド。スポーツ中継に知識はあってもイギリスの文化・アーテイスト、パフォーマーに対応準備ができなかったということらしい。「副音声チャンネル」を用意。これは次期オリンピック中継に是非活かしてもらいたいものです。