休日は風を切って

休日は自転車に乗って風を切って、そんな生活をずっと続けていけたらと思っています・・・

南陽のバラまつり<後編>(双松バラ園~熊野大社:山形県南陽市)

2015年06月13日 | 名所旧跡・神社仏閣

(2015.6.11 双松バラ園のルーピング:山形県南陽市)(大きい画像

“ワイフ君”はいったい何処へ行ってしまったんだろうと辺りを見回してみると・・・



あんなところに白い日傘が見えました。いつものことなのですが、わたしが写真ばかり撮っているものですから、きっとあきれかえっているのかもしれません。



写真を撮りながら“ワイフ君”のほうへ近づいて行きます。









おお、まだあそこで休憩してる・・・。



このバラは伊豆の踊子。踊子が着ていた黄八丈からのネーミングとのこと。


(レベル)





あれっ、“ワイフ君”はたしかここに・・・。


(マイナー・フェアー)







いたいた!こんなところに。









白のつるばらも、青空がバックだと一段と綺麗です。



どれもみんな、素晴らしいバラたちです。





アンジェラは花数も花もちもよくて見事です。



心ゆくまで堪能して、自販機のジュースでのどの渇きを癒しました。バラ園で戴いたパンフレットを見ていると、すぐちかく『バラ園から歩いて2分』のところに、双松バラ園の“双松”の由来となった“妹背(いもせ)の松”というのがあるそうです。



歩いて2分ですから、駐車場の車はそのままにして歩いて行くことにしたんです。



水道施設に天文台・・・。ところが、その後もなかなか妹背の松らしきものには出くわさないんです。



そして、半分あきらめかけ、カーブを曲がったところで妹背の松が後ろ姿を現しました。
「おれ、引き返して車とってくるから。あんたはこのまま行ってなさい」





“妹背”とは『1)夫婦。夫婦の仲。2)兄と妹。姉と弟。いもせむすび【妹背結び】夫婦の縁を結ぶこと・・・』などとあります。木と木がくっついて一本の木にようになることを“連理”というんですね。



この松は互いに抱き合っているように見えるところから、きっとそうよばれるようになったんですね。



熊野大社のところまで来ると、高いところにさっきいまでいたバラ園が見えました。



大鳥居からの参道は、ずっと真新しい石畳が続いていました。



それではさっそく熊野大社参拝に詣でてみましょう。



驚いたことに、手水舎の向かいには“icho cafe”というお店があるのです。



なるほど、大イチョウのそばにあるから“イチョウ・カフェ”なんですね。これ、神社で経営しているんでしょうか。お店のおねえさんに聞けば良かったですね。



“icho cafe”の脇にはこんな歌碑もありましたよ。作者の“結城よしを”は南陽市宮内の生まれなのだそうです。



真っ直ぐな石の階段が光の射してくる方へ昇っています。



この石を見れば、相当古く由緒正しい場所なのが感じられます。





立派な拝殿があらわれました。



これが鐘楼。



神社に鐘楼は“神仏習合”の名残とのこと。





神楽殿の茅葺き屋根にはガツンとやられました。



そしたら、本殿の屋根も茅葺きなんです。ひょっとしたら檜皮葺(ひわだぶき)かなと思ってよくみたのですが、やっぱり茅葺きでした。



そういえば、熊野大社って俗に“熊野様”っていわれる神社ですよね。わたしは和歌山の方の熊野大社しか知りませんでしたが、ここにもこんな立派な熊野大社があったんですね。



社務所の前にはこんなポスターもありました。どうやら、ここは縁結びの神様らしいです。妹背の松といい、熊野大社といい、この辺は男女のご縁がとても濃いようです。



『うさぎが男女のご縁を結ぶ。そんな神話が、現実となる場所がある。三羽のうさぎに導かれ、想いが、届きますように・・・』



『熊野大社本殿(本宮)裏側の彫刻には、三羽の兎が隠し彫りされています。いつ頃からか、定かではありませんが、その三羽の兎をすべて見つけると、「お金に困らず、幸せになれる、願い事が叶う」と言い伝えられています・・・』



参拝も済ませましたし、本殿裏の三羽の兎を探しに行ってみましょう。



あれあれ、またまたこんなポスターが。ここでは、夜の結婚式もやるのか・・・。



こちらが本殿。



『あなにやし、えをとめを』か・・・。



こんな幟も立っていました。



本殿(本宮)裏には、すでに何組かの方々がおいでになって、三羽の兎を必死に探しておりました。探せばお金に困らないのだそうですから、わたしも必死に探すといたしましょう。写真は大きくなりますから、みなさんも探してみてください。



“ワイフ君”は早々と二羽の兎を見つけました。ところがです、残りの一羽がどうしても分からないのです。でもね、最後の一羽は人に教えたり、聞いたりしてはいけないのだそうです。



それじゃ、大サービスでもう少し大きくしてみましたがどうですか。どうしても分からないとお嘆きの方は、どうぞ現地へお参りして探してみて下さい。



帰りに見かけたこの木は“梛(なぎ)”といって、熊野権現の御神木とのこと。



この葉はとても丈夫で引きちぎることが出来ないのだそうです。そこでこれを男女の縁に結びつけて御守りにしたそうです。これは会社の同僚“tsさん”からの受け売りですけれどね。

“ワイフ君”とわたし、とうとう最後まで三羽の兎は見つけられませんでした。これでまた、もとの貧乏暮らしに戻らなければなりません。二人はすっかり憔悴して、ただ押し黙ったまま車に揺られて帰っていきましたとさ・・・。

ま、それはさておき、今回の“双松バラ園”ツアー、“ワイフ君”もことのほか満足しておりました。



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4 コメント

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三羽のウサギ (なでら男)
2015-06-14 06:58:49
バラと青空のコントラストが素晴らしいですね。
三羽のウサギ,うちの女房も知ってました。私の方は,そんな神社があったことすら,...。今度機会を見つけて行ってみます。私もお金に困らないようになってみたい。ワハハハ!* ̄∇ ̄*
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“なでら男さん” (koji)
2015-06-14 10:00:40
この日は真夏を思わせるほどの晴れようでしたから、バラも青空もとびきり綺麗にみえました。
おや、“なでら男さん”も南陽の熊野大社を知りませんでしたか。わたしも、熊野大社といえば世界遺産のあちらを思ってしまいますが、熊野神を祀る神社は全国に3千社もあるのだそうです。
奥さまはちゃんと三羽の兎をご存じでしたか。しかし、惜しいことをしました。わたしは少々目が悪いのですが、メガネを持って行くのを忘れたのでございます。ですから、探す方は“ワイフ君”にすっかりお任せになってしまいました。結局三羽は見つけられなくて、この貧乏暮らしからは抜け出せそうにありません。
機会があったらぜひ見つけ出してお金持ちになってくださいませ。心より応援しております。
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行ってきました。 (bell)
2015-06-24 11:48:06
kojiさんのブログで見て、先日初めてここに行ってきました。
やはりちょっと最盛期は過ぎた感はありましたがここのバラ園もよいですね。秋はどうなんでしょうね。東沢バラ園とセットで回るのもいいかも。

ウサギさんはワタシも三羽めはわかりませんでした。
(´;ω;`)
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“bellさん” (koji)
2015-06-25 07:46:41
それはといことをされましたね。高台にあって市街地が一望出来るところもいいですよね。おっしゃるように、東沢バラ公園とセットでみれば、タフな人にとってはかなり贅沢なバラ鑑賞コースだと思います。
熊野大社にもいかれたんですね。だれもが見つけられない三羽目の兎をみつけるために、ふたたび訪れる方々も少なくないようです。
“bellさん”のところのバラも大きくなったんでしょうね。
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