(2018.9.29 定義如来こと極楽山西方寺の五重塔:宮城県仙台市青葉区大倉字上下)
9月28日、偶然といえばその通りなんだけれど、ここはどうしても“心がけがいい”としておきたいんです。
ひと月前から日取りを決めていた“ジジババツアー御一行様”の1泊旅行。ぐずついた天気の毎日でしたが、ピンポイントで晴れになったんですからね。本日向かおうとしている方角、青空のなんと気持ちのいいこと!
メンバーを拾って、本宮ICから東北自動車道へ。福島JCTから東北中央道と乗り継いでやってきたのは「道の駅よねざわ」。
御一行さまが中を覗いている間、わたしは外の草花などを眺めていました。
『ほほー、ヤブランは斑入りも綺麗だね』なんて眺めているとき、わたしの視界の中を見覚えのあるお顔が通り過ぎようとしていました。『〇〇さん!お久しぶりです』相手も直ぐに分かったと見えてわたしの名前を呼んでくれました。わたしが退職してから3年ぶりの元同僚、彼はまだまだ現役ですが、きょうは休みで奥さんと川西ダリア園へ行くのだとか。
道の駅から「高畠Sio-YA 山喜」で昼食。わたしたちはつい先日から2度目の山喜でしたが、“ジジババツアー御一行様”は裏磐梯のいまは無き“Sio-Ya”、それから喜多方の「喜一」ですっかり虜になってしまった塩ラーメンに、涙が出るほど感激してくれました。
その後「JAおきたま亀岡愛菜館」で買い物をして、やってきたのは「高畠ワイナリー」。
わたしはここが今回初めて。わたしも“ワイフ君”もお酒が飲めない人なので全くご縁の無いところだったんですが、“ジジババツアー御一行様”の希望があって立ち寄ったんです。
御一行さまは試飲に余念がありませんが、わたしは運転手なのでワインサイダーなどというものを買ってもらいました。
このワインには見覚えがありました。グランフォンド飯豊のとき、申込みが1番だったからとご褒美にいただいたことがありました。皆さんはワインを、わがやはぶどうジュースを買いました。
次の目的地へ向かっていると、踏切の信号で停車させられました。現れたのが鮮やかなダリアの花柄電車でビックリ!“川西ダリア園”ってあるからだね。調べたら「山形鉄道フラワー長井線ラッピング列車『ダリア号』デビュー」っていう記事がありました。そういえば、道の駅で出会った元同僚もダリア園に行くって言ってたっけ・・・。
“ワイフ君”とわたしはここが2度目。車の中で熊野大社のことなど色々話しながら来たんだけれど、だれも行ったことが無いということでした。ところが、宮内という地名から、その昔何度も講中でお参りした“東北のお伊勢様”熊野様ってここだったと大感激してくれたメンバーがひとり。
『どうぞ宝くじが当たりますように・・・』とお願いしていくことにしました。
手水舎の先には“落ち葉のハートマーク”。
(大銀杏と傍らにある「icho cafe」)
おそらく「icho カフェ」のスタッフの方が、“縁結びの熊野大社”に因んでやったのかな・・・。
車の中で“三羽のうさぎ”の話をしてきたんです。だから、みんな宝くじにを当ててやろうと、探す気満々なんです。
まあ、結局だれも見つけられませんでしたけれどね。
いよいよ本日のお宿へ向かうべく、いま上山市を走っています。進行方向左側に地上134mの分譲マンション「スカイタワー41(よんじゅういち)」が見えてきました。
山形蔵王ICから山形自動車道に乗り、宮城川崎ICで降りて釜房湖にまできました。
釜房ダムから一山越えて・・・
本日のお宿へ到着です。
飲んで喰って風呂入って・・・オヤスミナサイ・・・ZZZ・・・・。
目覚めて風呂入って朝めしを食べた後は・・・さあ、モーニングコーヒーを淹れて2日目の行動開始です。
ここは大倉ダム。土日は一方通行のようですから、ダムの様子は帰りにじっくり見ることにしましょう。
やってきたのは定義如来。
表参道にはお店が並んでいて、名物は三角油揚げと仙台味噌を塗った焼きおにぎりだと仙台の娘が言っていました。“ジジババツアー御一行様”は全員が初めて。ところがお宿の朝飯でお腹がいっぱい。油揚を食べようというメンバーは誰一人いない・・・。それにしても立派な山門です。
山門の仁王様。
“ジジババツアー御一行様”を代表して鐘楼の鐘を突き、煩悩を消し去りました。ここでは皆で世の安寧を願っていくことに致しましょう。
貞能堂(さだよしどう)は旧本堂で、ご本尊は新本堂に移してあるのだとか。
ここで驚いたのがこの“風神”。“ワイフ君”が見つけて『へえ、二本松の人だって』。
雷神ももちろんセットですよね。風神雷神といえば俵屋宗達の絵が有名ですが、この石井寅正の作品、風神雷神の顔がたまらなくいいです。
境内の案内図がありました。
これが本堂です。
『今から約850年前(平安時代)、平重盛(たいらのしげもり)は戦乱の世を嘆き、平和祈願のため中国径山寺(きんざんじ)に黄金を寄進しました。その際に送献されたのが、こちらの御本尊、阿弥陀如来の掛け軸といわれます。平重盛が病に伏すと、重臣平貞能(たいらさだよし)を枕辺に呼び自分の代わりにこの掛け軸を守り伝えるように託しました。平貞能は、壇ノ浦の戦いの後、源氏の討伐を逃れこの地に隠れ住み更に名を「定義(さだよし=じょうぎ)」と改めました。このことがこの如来様を「定義如来(じょうぎにょらい)」と呼ぶ由縁です・・・』と案内があります。ご本尊は阿弥陀如来の掛け軸だったんですね。そしてその御開帳は年に5回ということでしたから、今回は拝観がかないませんでした。
道路を挟んだところにある、昭和61年(1986年)に落成した五重塔もとても良く出来ていました。定義如来とはすごいところでした。
帰りは大倉ダムの上を通ります。
何なんだろう?ダムって不思議な魅力がありますよね。今どきは“ダム女”と呼ばれる女性の愛好家も増えているのだとか・・・。
行った道を引き返して再び秋保をかすめ、釜房湖畔にある「国営みちのく杜の湖畔公園」を目指します。杜の湖畔公園入り口にある「JAみやぎ仙南農産物直売所」に少しだけ寄り道。
産直の敷地に隣接していた「ミッキーランド」というアイスクリーム屋さんが見事なほどに天晴れなのでパチリ。
そのお隣さんもまた・・・。
今回の最後の目的地「国営みちのく杜の湖畔公園(みちのく公園)」に到着。駐車場周辺の木々も心なしか色づき初めているみたい。
こちらは公園のアイス屋さん。
みちのく公園は65歳以上の入園料が割引になるとのことで、“ジジババツアー御一行様”はまたしても診察券を出したり、生年月日を申告したり・・・。ハハハ、よかったね。
いままで6月末と10月末に2回ほど来ていますが、今の時期の公園もちゃんと綺麗なんですね。
とても広大な公園ですから、“ジジババツアー御一行様”には大外周りは無理なこと。こうして見渡せる範囲でもメンバーはとても喜んでくれたのでした。
ああ、それからこれは、わたしだけが偵察してきた公園内の「ふるさと村」にあるコキアの段々畑。真っ赤になるまでには少し間がありそう。10月中旬から下旬が見頃のようです。
1泊2日のジジババツアー、熊野大社でくじ運を良くすることは叶いませんでしたが、定義如来では真摯に世の安寧を願ってまいりました。
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山形行ってきたんですね!
私も、熊野大社に行ったことあります。
こちらは、本日、雨の中、相馬復興ライドでした。あとでブログアップしますね~
雨ではありましたが、この辺ではそんなに酷い雨ではなかったです。相馬の方はどうだったのでしょう。秋晴れの元でこのイベントが出来たら最高でしたね。ご苦労様でした。
ブログ楽しみにしています。
山喜も愛菜館も、ついこないだに続いて2度目だと御一行さまに車の中で話したんです。「みんなをどういう風に楽しませたらいいか下調べに来たんだ」と冗談で言ったらみんな信じちゃったんです。「大変な思いをしたんだね」なんてすっかり労われちったりなんかして。
まあ、だからそういうことにしておきました。ハハハ
熊野大社、定義如来にみちのく公園がいたくお気に召したみたいでした。ああ、それから山喜の塩ラーメンは当然ながら。
熊野大社はすっかり若い人たちをターゲットにしているみたいですね。