(2018.10.5 “笹野観音”こと長命山幸徳院笹野寺:山形県米沢市笹野本町)
10月5日、紅葉し始めた西吾妻スカイバレーを楽しんだわが家は、米沢市へ向かってひたすら峠を下り始めました。が、せっかくここまで来たのだから見所はないものかと、路肩に車を停車してナビで検索をしたんです。
そしたら、直ぐ近くに出てきたのが笹野観音(ささのかんのん)。笹野はグランフォンド飯豊の完走賞“お鷹ぽっぽ”などの“笹野一刀彫り”で有名なところだとは知っていましたが、いままで一度も立ち寄ったことがありませんでした。
立派な山門です。
開基は坂上田村麻呂・・・、徳一上人の名前も・・・。
山門の仁王と奉納された大ワラジや下駄。
とても広い境内。
手水舎。
「これはすごい!」思わず声が出ました。この圧倒的な存在感はいったい何なんでしょう。
それは、この重厚な茅葺屋根にあるんだと気づきました。今までに見たどんなお堂より建物に比して大きく高い屋根。おそらくは雪国ゆえの形状なんだと思います。
屋根の鬼板。
組木にも特徴があります。
彫刻も見事です。
大きなわにぐち。
たいそう立派な扁額。
縦、横、斜め・・・どこから見ても素晴らしい。
“ワイフ君”は「ヒマワリ?」なんて冗談を言ったけれど、この菊を配した扉だって何ともいい感じです。
境内にはとても大きなお地蔵さまも・・・。
お堂の裏手にはサラシナショウマが咲いていました。
帰り際、山門の裏側には大きな算額が掛かっていました。
お次にやってきたのは米沢市内の上杉神社。いままで一番下の娘は連れてきたことが無かったと思ったからでした。
上杉鷹山(うえすぎようざん)公の銅像。この鷹山公には今回初めてお会いしたような気がするのですが・・・。
社殿よりもこの木が気になって仕方ありません。
ホラね、こんなでよく生きているでしょう。
上杉神社は数回訪れているはずなのですが、そのほとんどを覚えていませんでした。
今回気に入ったのはこの唐門。これとて全く記憶に残っていませんでした。
辛うじて覚えていたのは上杉鷹山公のこの銅像。ここに雪が積もっていました。
鷹山公で有名な逸話がジョン・F・ケネディのこのお話。米沢の人たちは大いに誇らしかったでしょうね。
わたしはと言うと、こちら。お袋から何遍教えられたか知りませんが、これが上杉鷹山公の言葉とは思いませんでした。わたしはてっきりお袋の言葉かと・・・。
舞鶴橋の上ではハトがエサをもらっていました。それに、欄干の陰では上になったり下になったりしている鳩たちも・・・。
時間があればここ“米沢市上杉博物館”も見てみたかったです。でもまあ、また来るという余韻を残しつつ・・・。
やってきたのは、「一週間のご無沙汰でした」の道の駅よねざわ。
こないた来たときには見てあるかなかったから分かりませんでしたが、ここにはこんなお店もあるんですね。あとは午後5時からということで営業時間外でしたけど。
買い物を済ませた後は、さあ、道の駅を後にして・・・
一路わが家を目指して東北中央自動車道で帰りましょう。
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私はよくGWに、白布温泉近くの天元台スキー場に滑りに行ってました。
上杉神社も何度か訪れてますが、GWの頃はまだ桜が咲いていたり、
お堀が散った桜の花びらで埋め尽くされていたりと、見どころが多いところです。
米沢牛のしゃぶしゃぶも美味しいので、また行ってみたいですね。
西吾妻スカイバレーを抜けると山形県ですから当たり前ですよね。
米沢も知らないところばかりで、どこが見所なのか勉強しなければならないと思っています。もちろん国産牛はおいしいですがブランドの米沢牛も食べてみなければならないですね。小腹が空いたので上杉城史苑のところで米沢牛だという串焼きを食べてみましたが美味かったです。今度は上杉博物館も覗いてみたいと思っています。
歴史には疎くて分かりませんが、アテルイやモレとの戦いを制し、蝦夷地を掌握したあとで征夷大将軍坂上田村麻呂が開基したとのことですから歴史がありますよね。そこに慧日寺の徳一上人も関わってくるんですね。スカイバレーを越えて来たんでしょうね。
算額が掛かっているところはそんなに多くないですよね。和算家といわれる人たちが難問を出し合っていたんでしょうね。