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休日は風を切って

休日は自転車に乗って風を切って、そんな生活をずっと続けていけたらと思っています・・・

【脳梗塞とリハビリの日々㊵】リハビリ退院後2年目にして分かったこと・・・

2022年10月25日 | 闘病生活【脳梗塞闘病記】

今朝は燃やせるゴミの収集日になっていたので朝イチで収集所に出してきました。

ところで、先日偶然に発見したことがあるんんです。

わたしには右半身(写真では左側)に脳梗塞の麻痺が残っています。リハビリ病院を退院してから2年になりますが、まだまだ麻痺の残る右脚は重たくて、しっかりと安定した制御が出来ないでいます。いま右側の太ももに右手を当てていますが、この状態のまま右手で少し太ももを押すように力を加えてやります。そして、そのまま歩く動作に移ります。すると、いままで足を上げて前に出す動作が重くて大変だったのが、嘘のようにスッと上がって前に出てくれるのです。

負荷をかけてやるのだから実際は抵抗になるはずなのに、歩くときの右脚の動きが途端に安定して、膝も楽にスッと上がってくれるんですです。試しに太ももを手のひらで押すようにした状態のまま小走りしてみました。驚いたことに、今までよりずっと普通にとても気持ちよく走れるんです。驚きと嬉しさで“ワイフ君”に「ここを押したまま歩くと、とても良く歩けるんだ。走れるし!」と教えてやったのだけれど、“ワイフ君”には何のことだかいまひとつピンとこなかったみたい。そりゃ当事者じゃないんだから無理もありません。

 

いくらうまく歩けるからといって、人前でこの状態では歩けませんよね。それで、ポケットの中に手を入れて太ももを押してやるようにしてやれば、傍目には極々自然に見えるんじゃないかと思ってやってみました。これすごくいいです。足や手を思い通りに動かすには、常にその動きとは反対の力を加えてコントロールしているのだということが分かった一件でした。わたしの、特に麻痺の強く残る右脚は、この反対の力(抵抗)を上手に加えることが出来ないでいるのです。

階段の上り下りも試してみました。楽チンです。特に下るときにフラついてうまく思ったところに着けないでいた右脚でしたが、これだとうまくコントロール出来て思ったところに安心して着地することが出来ました。そこで、今朝のゴミ出しの話しに戻るのですが、刻んだ薔薇の剪定枝で重たくなったゴミ袋2つを一輪車に乗せて運びました。一輪車を押すときには両手がふさがってしまって太ももを押すことが出来ませんでした。手が3本あったらいいのにと本気で思いました。ですから、手を使うことなく太ももに抵抗をかけるいい方法は無いものかとずっと考えているのです・・・。

 

【今回の掲載記事に関して】

『今回のブログ、大変興味深い内容でした。何がきっかけで太腿に右手を押し当てるということを始められたのかも気になるところです・・・』

との質問を頂戴しました。そこで、わたしは次のようにお返事いたしました。

『おっしゃられるように、なぜ右手を置いてみるに至ったかを書いていませんでしたね。それは、いつもずっしりと重たく感じる右脚に『手の平で抵抗をかけて鍛えてやろうかな・・・』というような具合だったのです。ところが、意に反して手の平の抵抗など撥ねのけるぐらいの力が実際にはあったのです。そして、その力は抵抗を加えて初めて発揮できるものだったのです・・・』

するどいご質問、本当にありがとうございました。

 

★【脳梗塞とリハビリの日々①】はこちらから/【脳梗塞とリハビリの日々㊶】へ



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ZEN)
2022-10-25 08:29:17
お久しぶりです。
kojiさん、お元気でお過ごしのようでなによりです。

今回のブログ、大変興味深い内容でした。
何がきっかけで太腿に右手を押し当てるということを始められたのかも気になるところです。

これからどんどん寒くなります。
どうかくれぐれもご自愛下さい
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“ZENさん” (koji)
2022-10-25 08:46:22
コメントありがとうございます。
おっしゃられるように、なぜ右手を置いてみるに至ったかを書いていませんでしたね。
それは、いつもずっしりと重たく感じる右脚に『手の平で抵抗をかけて鍛えてやろうかな・・・』というような具合だったのです。
ところが、意に反して手の平の抵抗など撥ねのけるぐらいの力が実際にはあったのです。
そして、その力は抵抗を加えて初めて発揮できるものだったのです。
と、こんないきさつでした。
“ZENさん”も風邪とコロナにはくれぐれもお気を付けてお過ごしください。ご心配本当にありがとうございます。
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おはようございます(^^♪ (のり)
2022-10-25 10:25:28
大発見ですね!! 良かったです!(^^)!
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“のりさん” (koji)
2022-10-25 11:26:44
ありがとうございます。
麻痺の残る右脚にも、脚力は十分にあるのだけれど、それがうまくコントロール出来ていないのだと言うことが分かりました。
右手をポケットに突っ込んで歩けるときはいいのですが・・・。
こうなると、また少し欲が出てきたりするのです。
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ふむふむ,.. (なでら男)
2022-10-25 14:33:13
お久しぶりです。私も腰痛と左のふくらはぎの筋力低下をどうごまかして山に登ったり,自転車漕いだりするかを模索中です。
今回の koji さんの件,右手で押すことで,右脚が力を入れる方向を正しく認識しているような気がします。何もなければ,神経系が正しく力の作用方向を決めてくれるのかも知れませんが,その部分に問題があるので,力を入れて抗う方向を右脚に意識させているような,そんな感じがします。
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“なでら男さん” (koji)
2022-10-25 15:07:05
ありがとうございます。
おっしゃってくださっていること、分かるような気がします。
リハビリで学んだのですが、足一本の動きにしたって信じられないくらいの数の筋肉が同時に作用しているのです。
正確な動きはそこから生み出されるみたいです。
“なでら男さん”のおっしゃる通りで、わたしの右半身はまさしくそこの連係プレーが喪失しているのです。
ヒトの体って、細部まで本当によく造られていることにいまさらながら驚嘆します。
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