休日は風を切って

休日は自転車に乗って風を切って、そんな生活をずっと続けていけたらと思っています・・・

【脳梗塞とリハビリの日々㊶】上り階段でつま先をぶつける・・・

2022年12月30日 | 闘病生活【脳梗塞闘病記】

ことしもあっという間に過ぎて、とうとう12月30日になってしまいました。『経過時間の早さは年齢に比例する』と、ずっと信じ続けているわたしです。

先日、かれこれ10年もの間開けたことの無かった靴の箱が目に付きました。中身は勿論知っていましたが、脳梗塞の後遺症が出てからはますます縁遠いものになっていたのです。

それは2012年の冬、まだ福島市の職場へ電車通勤していたとき、雪道を歩くためにと購入したトレッキングシューズなのです。たしか、その冬に2、3回は履いたはずですが、それっきりになっていたのです。そのころはまだ自転車生活に夢中でしたから、登山をするわけでもなく、野山を闊歩するなんていうことも無かったのです。そうしているうちに脳梗塞を発症して・・・

 

きょうは気温は低いようだけれど天気は頗る良かったので、「本宮運動公園」までリハビリ散歩に行きました。

 

 

とても明るい冬木立の中、落ち葉を踏みしめながら歩きます。いままでは長靴で歩いていましたが、きょうは折角ですから、トレッキングシューズにその役を担ってもらいました。もう履くことも無いと思っていましたが、長靴よりははるかにそれらしくて軽快です。

 

運動公園の林の中には長い階段がいたるところに出現します。階段を上るとき、麻痺のある右足を上の段に進めようとするとき、つま先をどうしても階段の立ち上がりに当ててしまいます。これは病院でリハビリを重ねているころからのことです。理由はすでに分かっているのです。それは問題なくクリアしている左足を見ていて気づいていました。

階段の上の段に足を運ぼうとするとき、そのまま上の段めがけて足を出したら誰だってつま先を階段に当ててしまいます。麻痺の無い左足の動きを見てみると、足を一旦後ろに引くようにして階段の角にぶつからないように上の段に足を運んでいるのです。これはもう、いちいち考えなくとも長い間の学習で足が勝手にそうしているのです。その学習した全てが麻痺のある右足からは消滅してしまったのです。

 

コースの高台からは、雪の安達太良連峰や・・・

 

大名倉山も見えて気持ちがいいです。

 

ですから、階段で麻痺の残る右足を上の段に運ぶときは、頭で「いきなり持って行っちゃダメだよ。一旦、少し後ろに引くようにしながら上げるんだよ」と言い聞かせなくてはならないのです。これが健康な左足とおなじように意識しなくてもよくなるまでには、その動作を1万回繰り返さなくては脳は覚えてくれないのだそうです。(まてよ、100段の階段を100回・・・いや、200回やったらいい計算だから意外と簡単かもと思ったけど、“1万回”というのは単に沢山ということで、それほどの努力を重ねないと結果は見えないということだと解釈しました)

 

 

観音様の後ろ姿・・・

 

 

きょうはいつもの長い下り階段を避けて、階段のない別ルートを下りました。するとこんな広場が現れました。

 

こんな広場は今まで見たことが無かったので、きっと今年あたり出来たばかりなんだと思います。

 

見上げればいろんな物がぶら下がっています。

 

これは桐(キリ)の実と来年の花芽なのでしょう。

 

 

それじゃ、この見事な実はいったい何なんでしょう? 「イイギリ」の実でいいのでしょうか。いや、色から見ても「ヤマウルシ」の実に軍配が上がりそうな気がします。

 

 

本宮市総合体育館。

 

一巡して運動公園の駐車場へ戻りました。これからもこうして時々はトレッキングシューズのお世話になることに致しましょう。大切に取っておいたってあの世へは持って行けませんからね。

 

★【脳梗塞とリハビリの日々①】はこちらから/【脳梗塞とリハビリの日々㊷】へ



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2 コメント

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コメントをご無沙汰しています (noko)
2022-12-31 01:34:26
kojiさん こんばんは!
kojiさんって本当に知恵のある方ですね。毎日の生活が楽しいでしょうね。
いつも何か考えておられる…と。それに優しくて頑張り屋さんです。いいとこばかりですね。
購入品も参考にさせていただいています。お陰様で木も沢山、切ってもらいました。
ハナミズキは、私が3・4日かけて、脚立に登って、鋸で引いたのですよ。
奥さんもお花!良くがんばられますね。キレイにされていて素敵です。
毎年、お玄関もkojiさんのアイディアと奥さんのセンスも相まってとてもイカシています。
我が家は木がなくなって1m余りの幅が5mぐらいマルチのシートを張られました。「どうやって、何を植えるの?」「穴をあけて植えればいい!」ですってl”(-“”-)”
主人は自分がいなくなったら、草取りが大変だと、こんなことばかりしてくれます。(/ω\)
今、どのようにするか、考えています。

kojiさんのブログの画像の色すごくキレイですね。紅葉素晴らしかったです。コメントできなくてすいませんでした。
来年も今年の調子で頑張ってくださいね。娘さんも帰られ楽しいお正月になりますね。
来年もキレイな山・景色を見せてくださいね。良いお年をお迎えくださいませ。
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“nokoさん” (koji)
2022-12-31 02:03:27
コメントありがとうございます。
しかも、こんなにお褒めの言葉を戴いてしまっては・・・穴があったら入りたい・・・。
“nokoさん”のお宅のハナミズキは本当に口惜しかったですよね。
制限のある庭先で様々な植物を育てていくのですから、いずれ何かを断捨離するしかないのは致し方のないこと。
しかも、自分の楽しみのために植えた木々は、次の世代に同様の楽しみを持つ者がいない場合は、体の効くうちに自分でケリをつけておこうと思っているのです。
まあ、もしそれが叶わなくても、次世代のものたちは、結構何とか処分はしてくれるはずです。
“nokoさん”のご主人のお気持ちはよく分かります。ガーデニングで一番大変なのは草取りかも知れないですからね。
ブログはいつまで続けられるかは分かりませんが、書きたいときだけ気ままに綴っていこうと思っています(書くのが面倒になった時は写真が多くなったりします。ハハ)。
もし、わたしのブログが予告無しで長く滞るような事があったときには、きっと何かがあったのだと思って下さい(だれのブログでもそうですよね。ハハ)。
“nokoさん”どうぞ良いお年をお迎えになって下さい。そして、来たるべき年もどうぞよろしくお願いいたします。
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