東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

夏空

2021年05月28日 | トンボ
コオニヤンマ ♀(羽化)



到着時はまだどんよりとした梅雨空だったので、天気予報に騙され、今日もこのまま晴れないのか.....そう思いながら羽化を始めたコオニヤンマにカメラを向けていると、次第に陽射しが出始め、羽化したコオニヤンマの背景には広角撮影に相応しい積雲が浮かぶ夏空が現れてくれた。

全てNikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED

撮影日:5月23日

クサくない

2021年05月26日 | カメムシ
LEICAのバッテリーが切れてしまったので、一旦帰宅。
Nikonのカメラに持ち変えて次女と一緒に午後の部を再開。

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
午前中から変わらずどんよりの梅雨空の下、カニを捕りたいと言うリクエストで運河に訪問。しかし、残念ながら満潮時でカニ捕りは断念。近くの林縁を歩きながら虫の姿を探してみた。すると、あの綺麗なカメムシを発見。

アカスジキンカメムシ

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
コブシやミズキでは見た事があるけれど、エノキでは初めて。次女に綺麗なカメムシがいるから見てと呼んだけれど、臭いからヤダと拒否。カメムシ=臭いイメージ。ところが実際に触ってみると、このアカスジキンカメムシは綺麗なだけでは無く、あのカメムシ独特の強烈なクサさは無く、何となく匂いがする程度。また、以前からの知見で、晴れよりも曇りの方が葉の表に姿を見せている事が多いので、撮影を前提とした観察なら絶対に曇りの日が良い。この先、関東地方は梅雨入りの予報が出ているので、また曇り空の日に様子を見に来たい。

撮影日:5月22日

LEICAで虫撮り

2021年05月25日 | LEICA M
父から譲り受けたLEICAアクセサリーの中に、嬉しくもMマウントの各レンズと併用可能なマクロアダプターが含まれていたので、早速、虫撮りに向かった。

アオモンイトトンボ ♂型♀(摂食中)
良く確認せずうっかりオスと記載してしまいましたが、Tさんのご指摘により拡大して観ればオス型メスと判明。Tさん、お知らせくださりありがとうございました。マクロアダプターとは言っても、カメラ本体とレンズの間にセットする接写リング的な物。通電がないので、EVFに表示されるフォーカスピーキングや水準器も反映されない仕様に苦戦しつつ、マクロ撮影の基本である、置きピンでカメラポジションを前後微妙にずらしつつ、ここかというところでシャッターを切る、渾身のワンショットを楽しんだ。

ルリシジミ ♀(夏型)

春型の倍の大きさだったので別の種類かと思ったけれどルリシジミだった。絞りは全てF4固定で撮影。被写界深度はいつも使用しているフルサイズ+マクロレンズの組み合わせよりも浅いけれど、ボケ味は柔らかくこっちの方が好み。

ハラビロトンボ

ここでは初めての遭遇。今までの知見だと浅い湿地環境に生息していて、生息場所からあまり離れず、飛翔能力もそれほど高くないと思っていたけど、想定外の飛翔能力を持っているのかも知れない。定着してくれると嬉しい。

クロイトトンボ ♀(テネラル)

残念ながらここでバッテリー切れ。意外と持たない事が判明。昆虫撮影には実用的ではないけれど、LEICAの楽しさが少しだけ実感できた。次回はもう少し絞った撮影を試してみたい。

全てLeica M Typ 240+Summarit-M 90mm F/2.5+Maco-Adapter-M Typ 240

撮影日:5月22日

近寄らないで

2021年05月20日 | 
公園の林縁で虫探しをしていると、娘達がキモイ毛虫がいると教えてくれた。
ツバキの葉を覆い隠すように群れを形成していた。これは近寄ってはいけない虫。

チャドクガの幼虫

D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
公園は勿論、庭木や垣根として利用されているサザンカやツバキの葉を食害する。また、このフサフサした毒針毛には要注意。刺されると痒みや皮膚炎が発症。身近な危険生物として場所によっては駆除の対象とされている。自分も子供の頃、刺された経験があり、凄く痒かった事が今でも記憶に残っているので、発見したら絶対に近寄らないように。

撮影日:5月16日

初めてのライカ

2021年05月19日 | LEICA M
この日曜日は雨が降り出すまで久しぶりに娘達と一緒のフィールド散策。

LEICA M (Typ 240)+SUMMICRON-M 50mm F/2
フィールドに到着早々、昆虫を探す前からアイス休憩かい...トンボの羽化観察が大好きだった長女は、私立中学に進学し次女は小2。本当あっという間の成長。今はもうトンボを観に行こうかと誘っても、行かない!!と断られてしまうのが残念。

LEICA M (Typ 240)+SUMMICRON-M 50mm F/2
今回の記事は昆虫写真では無く、父からこれ使ってみろ!と譲り受けたLEICA Mで試し撮り。カメラ内設定はシャープネス、コントラスト、鮮度、全て中に設定。画像は見た目に近いあっさりとした色合いで解像度、ダイナミックレンジも良好。カメラ本体の操作性の悪さを除けば全く申し分ない写り。昆虫撮影に必要不可欠なマクロレンズは高額過ぎて購入予定はないけれど、景色や子供たちのスナップ撮影には良さそうなので、この先も機会をみてLEICAの画を楽しみたい。

撮影日:5月16日