東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

朝寝坊

2017年07月31日 | トンボ
金曜日の夜に娘たちとお祭りに行き、飲み過ぎてしまい土曜日はすっかり朝寝坊。
ゆっくり仕度でも間に合うトンボの活動に合わせて植生の豊かな池へと訪れた。

ベニイトトンボ

左右に飛び出た複眼とアヒルぐち。
正面から撮るんじゃねーよ!と言われそうな強面もベニイトトンボの特徴。
羽化の撮影時には多くの個体がクロスズメバチの餌食となっていたが、
全く問題なしと言った様子で池周辺の草地にはメスを待ち構えるオス達がごっそり。


ベニイトトンボ(連結産卵)

池にはガマ、アシ、マコモなどの抽水植物と水面には浮遊するタヌキモが繁茂。
そうした環境下の中、抽水植物によって作られた半日陰の場所を好み産卵していた。

全てD810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
撮影日:7月29日
撮影地:東京都内

小雨の中で

2017年07月27日 | トンボ
羽化の時間帯も過ぎ、
そろそろ成虫の撮影に切り替えたいところであったが天気は一向に回復せず。
すると、湿地にマルタンヤンマのメスが産卵に入ったのを同行したK君が発見。
しばらく観察を続けていたが、やはりとてつもなく敏感...飛び去られてしまった。
そのメスから最盛期に入っている事を知り可能性にかけて撮影条件の良い場所に移動。

マルタンヤンマ ♀(産卵)

D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
産卵植物はアヤメ科。
移動中から小雨が降り出していたのでダメかと思っていたが、
1頭のメスが産卵に入ってくれていた。
1メートルまで近づくことが出来たが、その後、画にならない向きに移動してしまい、
今回の写真は惜しくもトリミングあり。毎シーズン産卵撮影にトライしているが、
近くで産卵の様子を観察できたのは数年ぶり。
まだチャンスはありそうなので次回はノートリミングを叶えたい。

撮影日:7月23日
撮影地:東京都多摩西部

同時に

2017年07月26日 | トンボ
ホソミオツネントンボ ♂(羽化後)

この湿地ではカトリヤンマの羽化と同時に楽しめるのがホソミオツネントンボの羽化。
4月下旬の産卵活動からおよそ3ヶ月で羽化の時期を迎えていた。
一斉に羽化する中から背景抜けの良い場所で羽化している個体を厳選して撮影。

ホソミオツネントンボ(連結個体)

羽化している傍らではいまだに一世代前のペアの産卵も見られ、
羽化後の未熟個体と一世代前の成虫が同時に観察する事が出来る唯一の場所であり、
世代違いの個体が並んで静止した場面の撮影を狙ってみたが今回は叶わず終い。。。


全てD810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
撮影日:7月23日
撮影地:東京都多摩西部

目が慣れると

2017年07月25日 | トンボ
羽化の撮影には最適な曇り空となった日曜日はカトリヤンマの羽化に期待して、
発生水田に訪れたが発見できたのは羽化殻のみ。
すぐさま移動して湿地で発生している個体を探しに入るが、
こちらも見つかるのは羽化殻ばかり。遅かったか...
と諦めモードになりながらも目が慣れてきたところで再探索すると、
羽化を終えすっかり色づきつつも飛ばずにいてくれた個体を発見。

カトリヤンマ ♂(羽化後)

D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
よく見ると前脚が欠けているワケあり個体。
だから飛ばずにいてくれたのかも知れない。
発生状況をチェックするため点々とある湿地を移動する途中の林内では、
羽化数日といったカトリの未成熟個体が見られ例年通り順調に発生している様子。
成熟した頃にはまだ叶っていない交尾の撮影を狙いに再び訪れたい。

撮影日:7月23日
撮影地:東京都多摩西部

ニイニイゼミのなる木

2017年07月24日 | セミ
ミンミンゼミ、アブラゼミ、クマゼミの音も徐々に増え始めている沿岸部。
でもまだ今のところニイニイゼミが主役。



ワンフレームに何頭入れられるか?
そんな楽しみ方をしてみた。

全てD810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

撮影日:7月22日
撮影地:東京都沿岸部