東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

コナラのコミミズク

2017年01月18日 | カメムシ

D810+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
極寒の中、池に張る氷を掴み取り、手を赤くしながら遊んでいる娘たち。
そうしている間に冬の昆虫観察の定番とも言えるコミミズクの姿を探してた。

コミミズク (幼虫)

D300S+AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
コナラの枝にペタリと張り付き、樹皮のコブとも冬芽とも言え、それらになりすます擬態の精度はいつみても素晴らしく、虫の目を鍛えるのにはうってつけ。
必ず冬になると探したくなる。

撮影日:1月15日
撮影地:都立 東京港野鳥公園

寄生された蛹

2017年01月17日 | チョウ
先日、見つけたアオスジアゲハの蛹が気になり再び娘たちと観察に訪れてみたところ、
蛹の中心付近に黒点が出現していて寄生されている事が判明。

寄生されたアオスジアゲハの蛹

D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
自然界の厳しさを感じながら非常に残念な思いの中、記録としてカメラを向けた。
アオスジアゲハは身近な場所で見る事ができる馴染み深い種であるが、
アゲハの仲間では最も寄生率が高い種とも言われている。
いつも何気なく見ているアオスジアゲハの成虫は、
寄生バエや寄生バチから奇跡的に逃れ成虫になることができた個体なのかも知れない。
この春には、あの機敏で素早い飛翔と美しいブルーの翅をまた見せて欲しい。


撮影日:1月15日
撮影地:東京都区部

2017年 初撮り

2017年01月08日 | いろいろ
トンボスライドの制作と展示写真などもろもろの編集が思うように進まず、予想以上に時間がかかってしまい、正月休みの殆どをその作業で費やした。
特に時間がかかったのは編集後の画像変換。
今回は数百枚をまとめて編集したと言う事もあるが、今まで以上その遅さに不満を感じたので、PC関係の仕事をしている友人に相談したところ、
一枚およそ80MBの写真を快適に扱うには、GeForceなどのグラフィックボードを搭載したPCが必要との事。
そうしたいのはやまやまだけどいずれにとした。

そんなこんなでフィールドに出られたのは年明け4日。
冬らしくないポカポカ陽気の中、娘たちを連れて新年最初の観察に向かった。

ムラサキシジミ ♀ (Narathura japonica) Female

D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

オツネントンボ ♀ (Sympecma paedisca) Female

D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
暖かい陽射しに誘い出され林縁の陽だまりに姿を見せてくれた二種。

おてんば娘たちはチョウやトンボはそっちのけで、池に現れるアズマヒキガエルが早くも待ち遠しいご様子。

D810+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
あと1ヶ月もすればきっと姿を見せてくれるはずだからもう暫くの辛抱。

撮影日:1月4日
撮影地:東京都区部

冬の昆虫へ

2017年01月07日 | イベント

本日、遅ればせながら秋の昆虫から冬の昆虫へと展示写真の貼り替え作業を済ませてきました。
今回は越冬種のチョウがメインとなっています。
多摩六都科学館 第4展示室の壁に展示してありますのでお立ち寄りいただけたらと思います。

謹賀新年

2017年01月03日 | イベント
新年 明けましておめでとうございます。

元旦には間に合わず遅ればせながらとなってしまいしたが、2016年度に東京都区部、都下のみで撮影したトンボ写真の中から厳選してスライドショーを制作いたしました。

トンボスライド

※ スライドショーはPCのみでご鑑賞できます。
スライドショー画面の右下にあるフルスクリーンモードをクリックしてからお楽しみください。


例年に続きシーズン前半は羽化をメインにした撮影を楽しみ好調な滑り出しでしたが、
シーズン中盤の最夏からは天候に悩まされた年となりました。
昨年に撮影が叶わなかった種類を含め、今年もトンボの活動時間にタイミングを合わせながら、また、その他の昆虫たちの観察と撮影を全力で楽しみたいと思います。

当ブログをご閲覧くださる皆様にも、良い年であり、より良い観察、撮影ができますよう心から願っております。

これからも東京昆虫記を何卒よろしくお願いいたします。

2017年 祝日