昨日の府中東京競馬場正門前の道路、ケヤキ、イチョウの黄葉が見事でした。
都内の紅葉もそろそろ見ごろ、晩秋の趣です。
さて、お隣韓国では、大統領スキャンダルが大変な状況になっています。
連日テレビで報道されていますが、市民運動が大きな盛り上がりになっています。
筆者は、87年から92年まで、メーカーの連絡事務所長として、ソウルに駐在
した経験がありますが、そのころも民主化運動が盛り上がった時期でした。
当時の思い出と、韓国国民性などを交えて、お話します。
韓国では、朝鮮動乱後軍事政権が長く続きますが、79年、今のパククネ大統領の
おとうさん、パクチョンヒ大統領が暗殺され、時代は民主化への流れを増すことに
なります。
パクチョンヒ大統領は、現在の韓国の発展の礎を築き、死後も根強い人気を持って
いました。ハンガンの奇跡、と今でも言われる経済発展を演出しました。
娘の現大統領が当選したのも、そのころの根強い支持層の力だった、といわれていま
す。
パクチョンヒ大統領は、日本の陸士を出られた方で、酒色お盛んな方でした。
それでも、当時の高度成長は、国民を勇気付け、人気がありました。
パクチョンヒ大統領暗殺後、1980年の光州事件を始まりとする民主化運動が高まり
ますが、運動はそのつど鎮圧され、なかなか民衆の声が政治を動かすところまではい
きませんでした。
私がソウルにいた、87年の民主化運動では、ソウル市内でも激しいデモが繰り広げ
られました。
当時私は今でもよくテレビに出てくる、ソウル市庁前のビルで、勤務していました。
市庁前の広場で、激しいデモが繰り返され、機動隊との衝突もしょっちゅうでした。
日本の学生運動と違ったのは、機動隊の攻勢で逃げ惑う学生たちを、市民がシャッターを
あけて、助けいれていた風景でした。
市民も一緒に戦っていました。当時の催涙弾のにおいを今でも思い出します。
今回の運動、今のところは、デモは、当時と違って整然と行われています。
検察組織も動いているように、これまでの反政府運動とはいささか趣が違います。
偉大な父親を見て育った娘としては、オソマツなスキャンダルです。
コネ、金権、格差、そして占い、など韓国の闇の部分がかなりおおっぴらに語られています。
今日韓国検察は、大統領を容疑者としてしまいました。
自国の大統領を、国政組織の検察が、被疑者とするなんて、メチャメチャですね。
韓国情勢、セウオル号のように、国家が沈んでしまう恐れを感じています。
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