定年は荒野を目指す

Elderly be ambitious! おつりの人生楽しもう!

年貢と租税

2012-11-29 16:27:08 | 日記
この前日本人には長い間の年貢の習慣が根付いて、国家組織運営の対価としての
租税の意識が薄いと書いた。

行政、立法、司法、は国家組織を運営する機能であり、そのために、政治家、官
僚、裁判官、などの公務員がいるわけだ。(ここでは税金で飯を食っている人を
公務員と規定する)
国民は、それらを養うために租税を払っている。これは地方自治でも同様。

要するに、人民が生活するうえで必要なルールを作り、運営し、問題があれば裁
定するという、基本的な機能、サービスを公務員に委託しているのだ。

公務員は、納税者に雇用されており、納税者は、公務員の働き具合を常にチェッ
クしなければならない。

選挙で選ぶ議員は、納税者の代表であり、その運営(行政)が間違っていないか、
眼を光らせなければいけない。

また司法は、ルール作りが間違いなく行われているか、ルールは間違いなく運用
されているかをチェックする役割である。

今回の衆議院選挙は、ずいぶん前から1票の格差が違憲状態にあると、司法に指
摘されていながら、今回の選挙となった。
立法、行政が違憲状態を容認するというのは、どう考えて異常な事態である。

納税者はこの問題にももっと厳しくクレームをつけるべきであろう。
クレームは司法にゆだねることになるが、せめて司法だけでも国家組織運営の常識
を保っていてほしいものだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする