昨日はウカツに自分の労働環境を「蟹工船のようだ」などと書いてしまった。
一夜明けて、少し反省してしまった。そんな泣き言はダメだ…と。
ちゃんと休みももらってるし、自分が働けていることに感謝しなければ、オテント様に叱られる。
今日はそのオテント様がとても元気良く、暖かな一日だった。
私は自転車で、近く始めようと思っている合気道の道場の下見をした。
ところが、今日は祝日で、その道場が入っている4階建てテナントビルは閉まっていた。
でも、成城学園駅前って、さすが渋くオシャレだな…と、感じました。
そのビルは、名称からして米軍人の名前をそのまま付けたみたいで、昭和30年代くらいに銀座か赤坂に建ったビルみたいだった。
(たとえが分りにくいかな?)
そういうビルに入っている合気道の道場って、何か「良い感じ」がしたのです。
でも、本当に行っていいのかな?
有閑マダムや超一流企業を退職した紳士とかが常連で、私のようなビンボー人は溶け込めないのではないか?
なんて心配をしてもしょうがないから、まあ、腹を括って飛び込んでみよう。
その後はオシャレな喫茶店に入った…りはせず、買い物してサクサク家に帰った。
そして自分で「肉野菜炒め定食」を作ってから、今日も映画を二本観ました。
まずは2005年度のアカデミー作品賞の『クラッシュ』。
いやあ、これがよかったんですよ。
21世紀に入ってからのアカデミー作品賞は03年の『ロード・オブ・ザ・リング』と今年の『ハート・ロッカー』以外は全部観たことになるけど、最上位に入るかな。
クリスマス間近のロサンゼルスで起きた交通事故を起点に、様々な人たちの一日半の生活を描いている作品です。
自動車強盗の二人組の黒人青年、病気の父親を介護している白人警官(中年になったマット・ディロン!体がでかいなア)、ペルシア系の小売店主の父娘、メキシコ人の「見た目はコワイが気持ちは優しい」錠前屋…。
小金持ちも出てくるけれど、押しなべて生活に苦労が絶えず、必死に生きている人ばかり。
バラバラな彼らのエピソードが、やがて微妙につながり、色んなドラマを生む…。
こういうタイプの作品は、脚本の出来が全てだけれど、とても良くできている。
初監督のポール・ハギスは前年のアカデミー作品賞の『ミリオン・ダラー・ベイビー』でも脚本を書いているけれど、こっちの方がずっと良いと思う。
アメリカのような超競争社会を生き抜くためには誰もが必死になるのは当然だろうけど、それをリアルに描きながら、どこか「生きる力」を与えてくれる映画だった。
もう一本は『スウィング・ガールズ』。
数日前から上野樹里の大ファンになった私は、さっそくこの作品を借りてきたのだった。
こういうのを観ると「日本映画ってカワイイなあ」と思いますね。
日本映画には「クラブ活動物」というべき一大ジャンルが確立されていて、じゃんじゃん作られています。
また、観てるとけっこう「胸キュン」としちゃうのですよ。
評価の高い作品でも。脚本の精緻さから言ったら、ハリウッド映画に比べてずっと見劣りするものが多い。
もともと日本の観客は日本映画に「巧妙な物語」は求めていないのですね。
もっと皮膚感覚の「好ましさ」を求めている。私だって同じです
「カワイイもの好き」な国民性ですから、結果として青年や少女が一生懸命にガンバル「クラブ活動成長物語」を贔屓にしてしまうのでしょうか。
まあ、でもやっぱり良かったですよ。
最後の『シング・シング・シング』の演奏では、オジサン涙ぐんでしまいました。
というわけで、そこそこホッコリな一日でした。
…明日はケアマネ会議だ。
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一夜明けて、少し反省してしまった。そんな泣き言はダメだ…と。
ちゃんと休みももらってるし、自分が働けていることに感謝しなければ、オテント様に叱られる。
今日はそのオテント様がとても元気良く、暖かな一日だった。
私は自転車で、近く始めようと思っている合気道の道場の下見をした。
ところが、今日は祝日で、その道場が入っている4階建てテナントビルは閉まっていた。
でも、成城学園駅前って、さすが渋くオシャレだな…と、感じました。
そのビルは、名称からして米軍人の名前をそのまま付けたみたいで、昭和30年代くらいに銀座か赤坂に建ったビルみたいだった。
(たとえが分りにくいかな?)
そういうビルに入っている合気道の道場って、何か「良い感じ」がしたのです。
でも、本当に行っていいのかな?
有閑マダムや超一流企業を退職した紳士とかが常連で、私のようなビンボー人は溶け込めないのではないか?
なんて心配をしてもしょうがないから、まあ、腹を括って飛び込んでみよう。
その後はオシャレな喫茶店に入った…りはせず、買い物してサクサク家に帰った。
そして自分で「肉野菜炒め定食」を作ってから、今日も映画を二本観ました。
まずは2005年度のアカデミー作品賞の『クラッシュ』。
いやあ、これがよかったんですよ。
21世紀に入ってからのアカデミー作品賞は03年の『ロード・オブ・ザ・リング』と今年の『ハート・ロッカー』以外は全部観たことになるけど、最上位に入るかな。
クリスマス間近のロサンゼルスで起きた交通事故を起点に、様々な人たちの一日半の生活を描いている作品です。
自動車強盗の二人組の黒人青年、病気の父親を介護している白人警官(中年になったマット・ディロン!体がでかいなア)、ペルシア系の小売店主の父娘、メキシコ人の「見た目はコワイが気持ちは優しい」錠前屋…。
小金持ちも出てくるけれど、押しなべて生活に苦労が絶えず、必死に生きている人ばかり。
バラバラな彼らのエピソードが、やがて微妙につながり、色んなドラマを生む…。
こういうタイプの作品は、脚本の出来が全てだけれど、とても良くできている。
初監督のポール・ハギスは前年のアカデミー作品賞の『ミリオン・ダラー・ベイビー』でも脚本を書いているけれど、こっちの方がずっと良いと思う。
アメリカのような超競争社会を生き抜くためには誰もが必死になるのは当然だろうけど、それをリアルに描きながら、どこか「生きる力」を与えてくれる映画だった。
もう一本は『スウィング・ガールズ』。
数日前から上野樹里の大ファンになった私は、さっそくこの作品を借りてきたのだった。
こういうのを観ると「日本映画ってカワイイなあ」と思いますね。
日本映画には「クラブ活動物」というべき一大ジャンルが確立されていて、じゃんじゃん作られています。
また、観てるとけっこう「胸キュン」としちゃうのですよ。
評価の高い作品でも。脚本の精緻さから言ったら、ハリウッド映画に比べてずっと見劣りするものが多い。
もともと日本の観客は日本映画に「巧妙な物語」は求めていないのですね。
もっと皮膚感覚の「好ましさ」を求めている。私だって同じです
「カワイイもの好き」な国民性ですから、結果として青年や少女が一生懸命にガンバル「クラブ活動成長物語」を贔屓にしてしまうのでしょうか。
まあ、でもやっぱり良かったですよ。
最後の『シング・シング・シング』の演奏では、オジサン涙ぐんでしまいました。
というわけで、そこそこホッコリな一日でした。
…明日はケアマネ会議だ。
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