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解散総選挙

2009-07-21 | 世間のうごき
今日、衆議院が解散された。

今までもずっと選挙には行っていたクチだけれど、今度の総選挙は、やはりこれまでとは違う意義を感じる。



私が生まれた昭和三十年代半ばには、もちろんすでに自民党が政権を握っていた。それから今日までずっと与党なのだから、超長期政権…というより、日本では議会制民主主義といっても、ほとんど形だけのものだったのだ。
その自民党が、今回の選挙で、ついに下野するかもしれない。

しかし、今やそんな政界の勢力図などはどうでもいい。とにかく、世の中の仕組みや流れを「変えて」もらいたい。また、「変え」なければならぬ。そんな気持ちでいっぱいである。



昨年秋の「アメリカ発金融ショック」とやらがなぜ引き起こされ、今後私たちの生活にどんな影響を与えることになるのか、経済に暗い私には判らない。
しかし、去年の秋をさかいに、日本でも多くの人の身ににおびただしい災禍がふりかかり、その「理不尽さ」に対するフラストレーションは、すでに大掛かりな「世直し」への閾値に達している。

なぜ、こんなに一生懸命働いても、いつ職を失うかも知れない恐怖に怯えているのか?
いつから、「貧困が再生産され既得権は世襲される」という社会構造が是認されたのか?
「結果が全て」「勝った者勝ち」とご託宣を垂れていた市場万能主義者たちには、この惨状に対する結果責任はないのか?なぜ平気な顔をしてメディアに登場できるのか?



もちろん私は、私の職場と働く業界が栄えることを望んでいる。だから、それに少しでも寄与してくれると思われる政党に投票する。
しかし、今回だけは、とにかく政権党に変わってもらいたいと思っている。

旧社会党の左派から旧自由党まで混在している民主党は、政権を取ってもすぐに分裂してしまうかもしれない。そしてその後には大きな政界再編があるのかも知れない。でも、それも良い…と思う。
その先に、より自由主義的な政党と社会民主主義的な二大政党が出来て、適度に政権交替出来るようになれば良い。
それは古くからある、あまり効果を期待できない図式なのかも知れない。しかし少なくとも、政権交代の選択肢があるというだけでも、今までのどんづまり感より「まだマシ」である。



私は政治家にも政党にも本当の期待を抱いたことはない。

だが、今回の総選挙は、初めて明確に「世の中を変える」ことを希望して、投票所に足を運ぶだろう。





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2 コメント

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ソバ屋だって居酒屋だって (酔いどれ文七)
2009-07-21 21:32:45
酩画座さん、コメントありがとうございます。
二大政党制で政権交代を…なんていうと、いや、アメリカもイギリスも上手くいってないよ、かえって体制翼賛的になるよ…としたり顔で言うヒトもいますね。でも、日本は今まで2チャンネルすらなかったんだから。ダメ元でやってみたいスよね。
ところで、酩画座さんは、ホッピーはスキですか?
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Unknown (酩画座)
2009-07-21 21:04:15
文七さん、おじゃまします。
いきなり硬い話題におじゃまするのも何ですが(笑)、ボクも二大政党制には大賛成です。
駅前にソバ屋が一軒しかなくて、そこそこ繁盛していれば、どんどん味もサービスも落ちるだけですからねェ。
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