第87話. タゲリシーズンの終わりと春の訪れ

2018-03-18 15:14:25 | 花鳥風月
湖畔人です。

今月10日に7~8羽のタゲリの群れを見かけて以来、もう我が湖畔エリアではタゲリを見掛けなくなりました。一ヵ月前位は、何故か畦道にポツンと佇むタゲリを複数個所で見られましたが、3週間位前からは、段々と帰郷の準備か5~10羽の塊になっているグループを幾つか見掛けるように成り、でも今月10日にはもうそうしたグループもたったの1グループのみと成り(我が湖畔では)、11日以降は1羽も見ておりません。もうタゲリ達は大陸に旅立ったようです。たったの1羽もいません。本当に残念です。心から・・・。タゲリの旅立ちは冬の終焉のサイン、春が来たという印です。確かに日も長くなり、梅も咲き、春らしくはなっては来ましたが、私はタゲリロスに今後暫く苦しむ事になります。それは花粉症よりツライ喪失感です。本当に残念です。その心の穴を埋められる鳥達は残念ながら今の所おりません。雉はたまに見掛けますし、出会えればそれはラッキー感は高いですが、そうそう会えませんし、中々代わりが見つからないのです。小さい頃は猛禽類に一番ときめいたものですが、物心をつくと段々肉食と言う事だけで、何か今一つ、尊敬が出来ないと言うか、余り有難みに欠けるのです。猛禽類としては、今はチョウゲンボウ、ノスリ、鳶、たまにチュウヒとミサゴを見ます。その中でも最も大きいは実は鳶です。ミサゴと鳶はほぼ同じサイズですがミサゴの方が胴体が少しスマートで、鳶の方が羽を含め全てが大きく、ド迫力です。鳶はネーミングが何か庶民的で威圧感に欠けますが、でも現物はかなり大きく野性味のある大きな鳥でして、湖畔の生態系の頂点に君臨しています。まあ、でも鳶君達ではこのタゲリロスから来る心の穴は埋められないのです。白鳥も見掛けますし、それこそ鳶より巨大で威容ですが、何か見付けても心が動かないんですよね。何だかなーと言った感じです。

湖畔人