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神戸大で「水素技術勉強会」発足 3月4日(金)にシンポジウム開催

2022-02-23 17:16:08 | ニュース(告知)
 神戸大は、水素技術の研究を通じて社会貢献することを目的に「水素技術勉強会」の発足を決めた。その節目に、3月4日(金)15時からオンラインで「水素技術勉強会キックオフシンポジウム~再エネ高度利活用を目指して~」を開催する。参加費は無料だが、事前に申し込みが必要だ。締め切りは3月1日(火)。<笠本菜々美>



(写真:シンポジウムの告知パンフレット。)

 神戸大産官学連携本部は、3月4日(金)に「水素技術勉強会キックオフシンポジウム~再エネ高度利活用を目指して~」をオンラインで開催する。神戸大からは6人の研究者が登壇し、講演やパネルディスカッションを行う。シンポジウムへの参加費は無料で、3月1日(火)までに申し込みが必要だ。

▽シンポジウム参加申込みフォーム=
https://entry.convention.co.jp/f-system3/view/view_form.php?form_id=6562&code=421bd

▽水素技術勉強会キックオフシンポジウム ~再エネ高度利活用を目指して~ のご案内
神戸大大学院海事科学研究科・海事科学部公式サイトより
http://www.maritime.kobe-u.ac.jp/news/2021/20220222.html

 近年、カーボンニュートラルへの関心が高まる中、水素が大きく注目されている。神戸大は学内に水素専用実験棟を有する国内唯一の大学で、長年にわたり液体水素など水素技術の基礎研究を実施してきた。そこで、神戸大は、得意とする海洋や再生可能エネルギーの研究を活かし、「再生可能エネルギー高度利活用」を目指して「水素技術勉強会」を発足させた。海洋や再生可能エネルギー分野を専門とする神戸大学内外の研究者が協力して研究を進めていくという。

 シンポジウムでは、武田実教授(神戸大大学院海事科学研究科)をはじめとする「水素技術勉強会」の主要メンバーが、それぞれの研究概要、再エネ高度利活用への取り組みについて紹介する。また2015年に東京工業大学でグローバル水素研究ユニットを立ち上げ、水素社会実現を目指し、産官学連携活動を牽引してきた岡崎健名誉教授(東京工業大学)が特別講演を行い、水素エネルギー協会会長の坂田興さんもパネルディスカッションに参加する。このシンポジウムを通し、水素技術から再エネ高度利活用への具体的戦略について考える。

《水素技術勉強会キックオフシンポジウム ~再エネ高度利活用を目指して~》
●日時=2022年3月4日(金)15:00~17:30。
●形式=オンライン。申し込みは下記URLから。締め切りは3月1日(火)。↓
https://entry.convention.co.jp/f-system3/view/view_form.php?form_id=6562&code=421bd
●参加費=無料。
●主催=神戸大産官学連携本部 共同研究・オープンイノベーション推進部門。
●後援=公益財団法人 新産業創造研究機構、公益財団法人 神戸市産業振興財団。
●プログラム概要=
▽15:00 シンポジウムの概要と参加方法等のご案内 (事務局)

▽15:05 「本学における水素研究の現状と課題~水素技術勉強会発足の背景」
武田実さん(勉強会主査、大学院海事科学研究科教授)

▽15:30 「水素低温工学のマリンエンジニアリングへの新展開」
前川一真さん(勉強会幹事、大学院海事科学研究科助教)

▽15:40 「水電解の現状と課題~水素製造効率化に向けた電極研究」
青木誠さん(勉強会幹事、大学院海事科学研究科助教)

▽15:50 「再エネ電力・水素の高度利活用とパワーエレクトロニクス技術」
三島智和さん(勉強会幹事、大学院海事科学研究科准教授)

▽16:00 「洋上風力-水素連携技術の研究動向」
大澤輝夫さん(勉強会主査代理、大学院海事科学研究科教授)

▽16:10 「再エネ高度利活用と水素技術~カーボンニュートラルのシナリオ」
駒井啓一さん(勉強会事務局、産官学連携本部客員教授)

▽16:30 特別講演「カーボンニュートラルに向けた水素利活用の最新動向」
岡崎健さん(東京工業大学名誉教授)

▽17:00 パネルディスカッション「水素技術からの再エネ高度利活用の具体的戦略を考える」
パネラー:岡崎健さん(東京工業大学名誉教授)、坂田興さん(一般財団法人水素エネルギー協会会長)、武田実さん(神戸大学大学院教授)
モデレータ:駒井啓一さん(神戸大学客員教授)

▽17:25 今後の活動等のご案内

※講演題名は変更の可能性あり。

●問い合わせ先=水素技術勉強会キックオフシンポジウム運営事務局 日本コンベンションサービス株式会社 神戸支社内
(メール)hydrogen[at]convention.co.jp
※送信する場合は[at]を@に置き換えてください。



2次試験で学内入構禁止に 2月24日(木)・25日(金)と3月11日(金)・12日(土)

2022-02-23 03:37:15 | ニュース
 神戸大の個別学力検査実施に伴い、前期試験の2月24日(木)と25日(金)、後期試験の3月11日(金)と12日(土)は、六甲台・鶴甲・深江・名谷地区のすべてのキャンパス(楠地区を除く)について、関係者及び受験者以外の大学構内への立入が禁止となる。<島袋舜也>


▽前期日程
・2月24日(木)
 17時以降 大学構内全域立入禁止(学生会館含む)。
 ※ただし、鶴甲第1キャンパスの課外活動施設については、終日立入禁止。

・2月25日(金)
 終日大学構内全域立入禁止(学生会館含む)。


▽後期日程
・3月11日(金)
 17時以降大学構内全域立入禁止(学生会館含む)。

・3月12日(土)
 終日大学構内全域立入禁止(学生会館含む)。

(写真下:2021年の2次試験前期日程。共通テスト下で初の実施となった。鶴甲第1キャンパスで)




神戸大の看板猫ゴメスがTV出演 2月22日(火)のNHK-BSプレミアム『世界ネコ歩き』

2022-02-21 20:02:10 | ニュース(告知)
 猫の日の2月22日(火)、神戸大の看板猫ゴメスがテレビ出演する。22:00からNHK BSプレミアム で放送される、『岩合光昭の世界ネコ歩き』だ。ゴメスは鶴甲第1キャンパスの学生会館周辺で暮らし、人間の96歳ぐらいにあたる20歳前後の長寿猫ゴメス。ながらく学生や教職員に愛されてきたが、学生会館にくる前は馬場で飼われていたという。そこには、深いワケがあった。<佐藤ちひろ>


(写真:神戸大学生会館前で行われた『岩合光昭の世界ネコ歩き』のロケ。撮影=国際文化学研究科・辛島理人准教授。)

 2月22日(火)22:00から放送される『NHK BSプレミアム【今日はニャンの日】岩合光昭の世界ネコ歩き「神戸」』に神戸大のゴメスが出演する。ゴメスは鶴甲第1キャンパスの学生会館周辺で暮らしており、人見知りをせず愛想がいい人気者。ゴメスの写真を撮りに来る学生も多い。
 
阪神・淡路大震災で増えた大学猫
 今回ニュースネットはゴメスのルーツに関して、10年ほどゴメスの面倒を見ているという生協職員の一瀬さんにお話を聞いた。

 一瀬さんは十年ほど前、職場である学生会館でゴメスに会い、それ以来ご飯をあげたり、寝る場所を作ったりと世話をしている。世話をするようになったきっかけは、阪神・淡路大震災での経験だという。震災の時、神戸大の体育館には大勢の人が避難してきた。その中にはペットの猫も一緒に連れてきた人がいて、家が倒壊してしまっているなどの事情から、大学に猫だけ置いていった人が多かった。おなかをすかせた猫が生協食堂に入ってきてしまうのを防ぐために、一瀬さんは猫にご飯をあげたり、避妊手術をしたりするなど、猫と人間が共生するための活動をしていた。その経験から、ゴメスの面倒もみようと思ったそうだ。


(写真:まぶしそうなゴメス。学生会館で。2022年2月18日撮影。)

子猫の時に馬場に連れてこられたゴメス
 一瀬さんがゴメスの世話をする前からゴメスに餌をあげていた女性がいた。一瀬さんがその女性から聞いた話によると、ゴメスが神戸大に来たのは馬術部と関係がある。
 数十年前、馬術部の学生が乗る馬の前に野良猫が突然飛び出してきた。いきなり飛び出してきた猫に馬が驚き、学生が落馬してしまい、亡くなってしまった。それ以来、馬を猫に慣れさせるために馬術部は猫や犬を飼うようになった。猫を飼うにあたり、馬術部の学生が三木馬事公苑で子猫だったゴメスをもらってきた。その後ゴメスは10年ほど馬場で暮らしていたが、もともといた犬が死に、新しく来た犬と相性が悪かったため、ゴメスは学生会館に移動してそこで暮らすようになった。ゴメスは現在20歳前後だという。人間の96歳に該当する。


(写真:学生会館のベンチで。寒い日は、一瀬さんがゴメスを家に連れて帰っている。)

ゴメスを愛してやまない人たち
 ゴメスは多くの学生に愛されている。ニュースネットは、Twitterでゴメスの魅力発信を行う学生にも話を聞いた。1年前から「神戸大学 ゴメス bot(@kobe_gome2)」でゴメスの日常を写真に撮り発信している山本さん(工・4)は、「ゴメスの魅力はもふもふな毛並みですね。撫でると柔らかく、包み込まれるような感触です。まぁ、たまにしか撫でさせてもらえないのですが ...。」とゴメスの魅力を語る。今回のゴメスのテレビ出演は、「神戸大学 ゴメス bot」の投稿をみたNHKの担当者がDMで山本さんに連絡を取ったことがきっかけで決まった。
 また、「ゴメ民(@AimfortheTopNo1)」を運営する学生(理・1)は「雷の如く現れて心を奪う…言葉で現しきれぬ魅力を持つ三毛猫ゴメス。番組を機に多くの方々に認知して頂ければ幸いです。」と話した。2人の学生は生協学生会館店の支援のもと、ゴメスのラインスタンプ(https://line.me/S/sticker/17280264/?lang=ja&utm_source=gnsh_stickerDetail)もリリースしている。売り上げはゴメスや大学周辺に住む猫の支援に充てる予定。具体的には、猫のエサ代などを考えているという。


(画像:神戸大学 ゴメス botより)





 コロナ禍以前は、一日に何十人もの学生がゴメスに会いに来るなど、学生や教職員に愛されている。
 国際文化学研究科の辛島理人准教授は、海外出張のたびにキャットフードをお土産に買ってプレゼントしてきた。たまたまゴメスを訪ねた際に、NHKのロケが行われていたという。なおゴメスの登場シーンは、2021年12月22日に撮影された。



●NHK『岩合光昭の世界ネコ歩き』番組ホームページ=https://www.nhk.jp/p/nekoaruki/ts/6VPMR3P1WX/episode/te/VVMGW5ZKVZ/
●神戸大学 ゴメス bot(@kobe_gome2)=https://twitter.com/kobe_gome2?s=20&t=fXUBNLNe4T2VZx256KHiJQ
●ゴメ民(@AimfortheTopNo1)=https://twitter.com/AimfortheTopNo1?s=20&t=lG6lT364ZZtmqaoJdKB2Kg



第2回男女混合駅伝 神戸大は20大学中18位

2022-02-20 20:18:53 | ニュース
 2月20日、第2回全国招待大学対抗男女混合駅伝が、ヤンマーフィールド長居と長居公園内特設コースで行われ、神戸大は、20大学18位という結果だった。<本多真幸・塚本光>
 
 2月20日、第2回全国招待大学対抗男女混合駅伝が、ヤンマーフィールド長居と長居公園内特設コースで行われた。レースには、関西学生陸上競技連盟と関東学生陸上競技連盟加盟から、合わせて21大学が選ばれ、2大学が棄権し、19大学が参加した。
 
 1区男子3km、2区女子2km、3区男子5km、4区女子3km、5区男子2km、6区女子5kmと短い区間を繋いでいくこのレースは混戦模様となった。

 1区は、東海大の飯澤が区間賞を取り、1位になるも、5位までの差が6秒という接戦。2区からは、1区で5位だった前回覇者順天堂大が抜け出し、3区から4区につなぐ時点で2位と25秒離し独走体制へ思われたが、中央大が、ラスト6区開始時点で2秒差まで詰めると、6区途中で一時逆転。しかし、競技場に入ったところで、順天堂大のアンカー小暮がラストスパートで一気に追い抜き、大会新記録で2連覇を果たした。関西勢は関西大が3位に入り、国立大東西四大学対校戦は大阪大が2連覇となった。

 神戸大は、1区篠原が区間賞の東海大・飯澤と36秒差の好走を見せ、襷を繋いだ。また、その模様はテレビでも中継された。


(写真:1区を走った篠原選手)

 その後、一時期最下位となるが、5区の谷垣が区間12位、6区の仲野が区間13位で繋ぎ、1時間8分10秒の18位でゴールした。同時開催された東西四大学対抗戦に出場の4大学を含む、国公立7大学の中では4位となった。

 
(写真:3区の佐々木選手から4区の前田選手へ襷がつながれる。)



(写真:ゴールする6区の仲野選手。)

 主将の佐々木さん(農・2)はチーム全体を振り返って、「向かい風が強い中、結構速く走れたと思います。ただ、もしチームの目標としていた1時間7分ぐらいで走れていれば、東大(1時間6分57秒)ともいい勝負ができたはずなので、その点は悔しいです。女子は9月に関西女子駅伝、男子は11月に丹後駅伝があるので、男女一緒にそこへ向かって練習していきたいです。」とコメントした。

 以下は各選手によるコメント。

 1区の篠原直生さん(国人・2):中盤までは良い位置にいた選手の後に付き、終盤からは余裕があったのでスパートをかけるという形で、想定通りの良いタイムで走れたと思います。いろんな大学と勝負して、レースの感覚を取り戻せましたし、3月から始まるシーズンに向けていい刺激になりました。

 2区の坪倉楓さん(工・1):自分の思っていた通りに走れてよかったです。普段会わない関東の選手や順位を上げてくれた神戸大の先輩方の姿を見て自分も頑張ろうと思いました。

 3区の佐々木太一さん(農・2):阪大、大教大、一橋大の選手が前方のいい位置に見えていたので、彼らに追いつくように攻めて走りました。大教大と一橋大はかわせたのですが、阪大はできなくて。詰めたかったですね。タイムは目標には届きませんでしたが、風が強かったことを考えると及第点と考えています。終盤はペースダウンしてしまったものの、大きな舞台で攻めたレースを出来たのは良いことでした。

 4区の前田佳穂さん(国人・3):2キロまでは結構走れたのですが、2キロから3キロまではペースダウンしてしまったのが反省点です。3キロは慣れていない距離ではあったのですが、もっとスピードがあれば走れたはずでした。最近怪我をしがちで、距離を詰めた練習が不足していました。今後は専門である800mや1500mといった短い距離に移行していきます。

 5区の谷垣賢さん(工・4):区間順位的に悪くはなかったと思いますが、目標は1桁台だったのもあり70点ぐらいです。今回1キロ平均2分53秒ぐらいで、5000m15分以内という目標に少しずつ近づいており、練習の成果が少しずつ出てきているなと思います。後半に失速してしまったので、失速しないような練習をしていきたいです。

 6区の仲野由佳梨さん(理学研究科・修1):タイムは満足いくものではなかったのですが、前方にいた2人を抜かすなど最低限のことは出来たと思います。研究室が忙しく、なかなか練習時間がとれないのですが、自分で時間を見つけて取り組んで行きたいと思います。スピードを出すのが苦手なので、スピードを上げる練習もしていきたいです。

≪ 第2回全国招待大学対抗男女混合駅伝 ≫
1位 順天堂大   1時間 1分19秒
2位 中央大    1時間 1分30秒
3位 関西大    1時間 1分50秒
4位 日体大    1時間 1分58秒
5位 立命大    1時間 2分 3秒
6位 東洋大    1時間 2分10秒
7位 拓殖大    1時間 2分14秒
8位 筑波大    1時間 2分54秒

16位 大阪大   1時間 6分13秒

18位 神戸大   1時間 8分10秒

20位 びわせい大 1時間10分56秒
棄権 大東大 同志社大

≪国立大東西四大学対抗戦≫
1位 阪大  1時間6分13秒
2位 東大  1時間6分57秒
3位 一橋大 1時間8分28秒
4位 京大  1時間12分27秒

≪神戸大選手の成績≫
1区(3km) 篠原直生   8分48秒 区間16位
2区(2km) 坪倉楓    8分 1秒 区間20位
3区(5km) 佐々木太一 15分35秒 区間14位
4区(3km) 前田佳穂  12分33秒 区間20位
5区(2km) 谷垣賢    5分47秒 区間12位
6区(5km) 仲野由佳梨 17分26秒 区間13位


競歩日本選手権 神戸大の荒堀は19キロDNF 「切り替えて練習を積み直します」

2022-02-20 20:15:32 | ニュース
 2月20日神戸大陸上部の荒堀功三(国人・3)が、神戸市東灘区の六甲アイランド甲南大学西側公認コースで開催された「第105回日本陸上競技選手権大会・20km競歩」に出場し、完走まであと5秒足りず、19キロDNF(打ち切り)となった。<塚本光、本多真幸>

 この大会は、オレゴンで行われる世界選手権代表選考会やU20選抜競歩大会を兼ねて行われた。

 富士通の高橋英輝が1時間19分4秒で3年ぶり6度目の優勝を果たした。
 また、ロンドン・リオでオリンピックに出場した藤澤勇は、この大会で引退した。

 レースの模様はYouTubeで配信され、荒堀も映されていた。


(写真:レース中の荒堀選手。神戸大陸上部提供。)

荒堀選手は、「今持っている力は全て出し切ることが出来ました。それでも及ばないのが日本一の舞台だと痛感しました。あと5秒速ければ、打ち切りにならずに済んだと考えると悔しいですが、それが今の現状だと受け止め、切り替えて練習を積み直します。」と振り返った。