こばさん

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パナマの侍

2005-10-17 01:41:51 | 野球観戦記
ゼッタイニ、アキラメナイ。

GAME4・・・

今日もドームにいられることを、バティスタに代わって、神に感謝。

昨日の余韻冷めやらぬドーム内。全く負ける気がしない。初回ロッテに先制されても、ズレータのホームランですぐに追いつき、再度リードされても、またもズレータのホームランで逆転。

チョップ!チョップ!パナマウンガー!!この人の好きなところは、パワーとか研究熱心とか、そういう野球に関する部分ではなく、日本に溶け込もうとしている姿。日本の野球、文化、生活、言葉。日本が好きだと言ってくれる外国人選手は、チームに関係なく応援したくなる。だから実は、バレンタインも自分にとってはお気に入り。こういう人達ほど、アメリカでの実績に関係なく、日本で活躍している。
・・・そういうところなんだな、今の自分に欠けているのは。すべてが自分の論理で、周りを見ようとしていない。自分で壁を作って、相手の懐に入ろうとしない。相手のことを知ろうとしないのに、自分のことは分かってほしいと願ってる。うまく行かないはずだ。これから改めよう。「絶対にあきらめない」、パナマ人から素晴らしい日本語を教えてもらった。

試合の前半は点の取り合いだったが、後半は息詰まる投手戦。ロッテは小林宏之の完投、ソフトバンクは継投策。ロッテファンの応援が熱狂的なのは有名で、昨日も今日も、レフトスタンドのごく一部にしかいないファンの応援歌がドーム中に響き渡っていた。でも今日それを上回っていたのが、ソフトバンクファンの、守備のときの声援。それも鳴り物なしで、声と手拍子だけ。最後の、フランコに対するロッテファンの応援も、馬原に対する声援に掻き消されていた。これで2勝2敗のタイ。明日がいよいよ最終決戦。

明日の朝には東京に戻らなくてはならない。後ろ髪引かれる思いだけど、この2試合を見れただけでも十分満足できた。第4戦までには結着が着くと読んで、2試合分のチケットと休みを取っていたが、2連敗で始まり、王さんの胴上げを見られないことが決まった時点で気持ちに張りがなくなり、おまけに出発前日、精神的にはボロボロになってしまい、取りやめようという気にもなっていた。でも、本当にここ(福岡)まで来て良かった。ただ単に勝ち試合を見れただけでなく、自分の人生観を大きく変えるきっかけにもなった。野球の素晴らしさを改めて知った2日間だった。明日は、ソフトバンクが勝てば当然うれしいけど、ロッテが勝ったとしても悔しい気持ちはしない(はず)。・・・唯一の心残りは、松中のホームランが見れなかったことだけど。



明日もいい試合であってほしい。ソフトバンクファンとしてではなく、一野球ファンとして。