やま建築研究所

私が感じたこと、気になった建築などを書き留めたノートです。

平凡な出来事ですが・・・

2007年05月31日 02時07分55秒 | 建築の歩き方
今日は仕事帰りに千代田図書館へ行ってきました。

この間もここで紹介しましたが、夜遅くまでやっているので利用しやすいですね。

でも最近利用者が多くて満席状態なのがちょっと不満。

でも、高校生から仕事帰りの社会人までみなさん頑張ってます。

刺激になりまーす。

私は今日はパソコン持込です。今、シェイドというCGを作るソフトを勉強してるのですが、なかなか難しい。
ほんとに難しいのか、年のせいなのかはわかりませんが・・・


今日の出来事はこれぐらいにしといて「オレ流建築の歩き方」へ行きましょう。

東京ミッドタウンの21_21デザインサイト編です。

この建物は世界的デザイナー三宅一生さんの発案で、芸術の展示館といったところでしょうか。カフェも併設されてます。



展示会や説明会などでここには何度か足を運んでいるのですが、いずれにしても
H19・4月ごろの情報です。

昨日の続きですが、21_21デザインサイトは、東京ミッドタウンの広大な敷地の割には、隅っこの方でこじんまりと建っているといった印象です。

でも、頂から地面に向けてながれる三角形の屋根は、強力な存在感を漂わせています。


この屋根こそ安藤先生のこだわり中のこだわり。
一枚の布にかける三宅一生さんの思い入れを形として表現したものです。

何も知らずに来た人でも、一目見ると引きつけられるほどのインパクトがあります。

説明会で安藤先生いわく「今あるもので、今ある最高のものを作ろう」が基本コンセプト。
正面の屋根をはじめ、世界一長い一枚ガラスの窓、台形のエレベータ、そしてよくわからなかったのですが展示室の天井をキレイに仕上げる施工方法など採算度外視の困難な工事で仕上げたそうです。


(写真右の細長い窓がそれ)

施工は竹中工務店。現場監督による説明会では、大赤字だったがそれを許してくれた会社に感激と、熱く語ってはりました。
(なかなか個性的な監督さんでした)

外観は今までに見たことない強烈な印象ですが、中部はいったって普通のような気がしました。
地下をつくって空堀をパティオと採光の手段に使うというのは安藤建築ではよくあるパターンですし・・・

でもそんなに大きな建物でもないのに、歩くと空間の変化が多く広いと錯覚するのは安藤先生ならではの技ではないでしょうか。


(背後に生える木を借景としているそうです)

ついでですが、安藤先生が講演に来たときはちょうど都知事選の真っ最中。
終了後すぐに近くの石原都知事の応援演説へダッシュでした。

さすが演説もうまい











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