やま建築研究所

私が感じたこと、気になった建築などを書き留めたノートです。

映画「スラムドッグ$ミリオネア」を観ました

2010年11月19日 01時34分20秒 | 映画

今日は久々の2連休。
前夜に借りたDVDで「スラムドッグ$ミリオネア」を観ました。

2008年公開。
世界中の映画賞を席巻。ダメ押しに米国アカデミー賞作品賞を含む8部門を総なめ。
「なんだかすごい映画なんやろなあ」という先入観が入ってしまったのは、権威や肩書きに弱いせいでしょうか?

舞台はインド。
眠れる巨像ともいわれ、中国に次ぐ世界第二の人口を持ち、経済発展も著しい。
そんな環境でも影の部分。発展に取り残されたスラムの貧民が、ひょんなことでチャンスをつかみ、一攫千金を勝ち得るドラマ。
・・・といったよくある幸せ物語ではありませんでした。

主人公ジャマールは母と兄の3人暮らし。
住んでいるムンバイはインド最大の都市ですが、スラムとしても名高い街です。
でも、貧乏であるからといって、不幸ではない。ジャマール一家はたくましく幸せに暮らしていました。
お母さんが殺されるという不幸もありましたが、兄弟力を合わせて時には商売、時には悪さをしながらもたくましく成長していきます。
ジャマールの人生に大きな影響を与えたのが、同じく孤児だった女の子との出会い。
境遇も同じ、年も同じくらいの3人は、一緒に生きていくことを誓い合い、そして魅かれていきます。
兄の出世欲と弟の無垢の愛。
恋敵となった兄に、奪われてしまった彼女。
会うことも居場所を知ることさえままならず、ジャマールは大逆転の一手にでます。
それは、大人気のテレビ番組「ミリオネア」に出演すること。
この番組で話題をさらえば彼女に会えると信じたジャマールは、次々と問題をクリア。
詐欺の疑いをかけられ、警察に連行されるトラブルも克服し、ついに前人未到の領域へと進みます。

お金と愛。
どちらが大切でどちらが勝利するのかといった、二者択一のストーリーではないところに、おもしろさがある気がしました。

果たしてジャマールは、再開を果たすことができたのでしょうか?
それは観てのお楽しみ。

    


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