金沢ミステリ倶楽部

金沢ミステリ倶楽部の公式ブログ。

参加・見学してみたい方はメッセージを送ってね。

第6回例会報告「<引き立て役倶楽部>の不快な事件」読書会

2024年05月19日 19時51分00秒 | 例会
金沢ミステリ倶楽部の例会を振り返ります。

第6回例会は2008年10月18日に富山で開催しました。
参加者は9名で今回は短編の合評ということで、その場で「<引き立て役倶楽部>の不快な事件」を読み、意見を交換しました。
作者はアフリカ人ジャーナリストのW・ハイデンフェルトというかなりマイナーな方で、引き立て役倶楽部の他には「月の光」と「贋作『第二の血痕』」の二作を書かれているようです。
引き立て役倶楽部は様々な推理小説に登場するワトスン役が集まる倶楽部のお話で、それぞれのキャラクターの扱いなどに注目した意見が出ました。
メインとなる密室トリックについても、意外に複線をしっかり張っていること、この雰囲気の短編だからこそ許されるトリックという話も出ました。
たしかに1000枚級の長編でこれをやられると壁に投げつけたくなるでしょうね(笑