ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

「性分」は変えられない?

2017年07月08日 20時11分59秒 | ことば
よく聞く言葉に「前向きに考えよう」という言葉があります。
何か失敗をした人を慰める言葉として、ごく一般に使われることがありますね。
この場合、「前向きに考える」という事は、具体的にはどんなことを指すのでしょうか?

過ぎ去ったことをいつまでもウジウジと思っていないで、これから先のことを考えよう、という事なのでしょうか。
この場合、過ぎ去ったことはなるべく早く忘れ去り、次の何かに向っていきましょう、という事なのでしょう。

少し話は飛びますが、かってこんな歌謡曲がありました。
「及ばぬこととあきらめました~。だけど恋しい、あの人を~。」
これは井上ひろしという歌手が歌った「雨に咲く花」という古い曲の一節です。
去っていった人をあきらめきれない恋情を唄ったものと理解できます。

時間をさかのぼることは不可能ですが、かといって「及ばぬこととあきらめました~」の一言で済ませて良いのでしょうか?
過ぎ去ったことの中にもそれなりに大事なことがあったのではないかと。

私が好きなテレビドラマに「相棒」があります。
このドラマで杉下右京が時々言っているセリフがあります。
「僕はどうしても、細かい事が気になってしまうんですよ。これはぼくの悪い癖なんです。」と杉下右京はドラマの中で言いますね。

杉下右京はそのような自分の性分は変えられない人なのでしょう。






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