ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

コロナで知った外国語

2020年07月27日 07時32分49秒 | ことば
この度のコロナ禍であまり聴き慣れない外国語がいくつか、が出てきました。
まず最初は、パンデミックでした。これは「世界的大流行」の意味でしたが、それに至らない規模の流行には、endemic (エンデミック)やepidemic (エピデミック)がありますが、こちらの言葉は「パンデミック」ほど流行りませんでした。
次の言葉は「ソーシャル・ディスタンス」【social distance】です。これはなんとなく分かる気がしますね。日本語では「社会的隔たり」と言うのでしょうが、人と人との距離を取りなさいよ、と言うことですね。それでは「パーソナル・ディスタンス」と言っても良さそうなのですが、なぜ「ソーシャル」と言ったのでしょうね。
次の言葉もありましたね。「クラスター」です。clusterは群れや房を意味します。「クラスター爆弾」を思い起こす人もいるでしょう。
テレワーク:これはわかります。直訳すると「遠隔勤務」でしょうか。
ステイホーム:これもわかりました。
さて、次は何のことか分かりませんでした。「エピセンター」です。「新宿がエピセンター化している」と言われても、大方の人にとってはなんのことかと思ったことでしょう。新宿にエビを食べさせるお店ができたと勘違いした人がいたかもしれません。
英語:epicenter
意味:地震の震源地、震央、中核、中心部分
つまり、新型コロナウイルス感染症のことでいえば、日本語訳:「感染の震源地」ということです。
これらの言葉を使ってコロナ禍を表現する次のようになります。
『中国大陸の○○地区で発生した新型感染症は数ヶ月の間に拡散し、今やパンデミックの様相を呈している。日本においてもクラスターの形成が見られ、それを中心に広がりを見せている。そして一部の場所ではエピセンター化が見られるので、感染予防のためソーシャル・ディスタンスの徹底が人々に求められている。その一環で企業においてはできるだけテレワークが推奨されている。休日は不要不急の外出を避けステイホームが望まれる。』となりますが、この外国語まじりの日本語を即座に理解できますか。
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