原因のない結果はあり得ない。

世の中には様々な災害や突発的な事故が絶えませんね。
それらの自然災害や重大事故の時に、よく聞く言葉に「想定外だった」と言われることがあります。

確かに予想外の結果と思われる事象は、世間ではざらにある事です。
だが、結果を予測することが困難なだけであって、結果には必ず原因はあるのです。
原因と結果との因果関係を証明することが難しいとしても、ある事象の結果には原因がないわけではないのです。

先の東日本大災害をもたらした大地震は１０００年に一度起きるか、起きないかの確率の災害であったと言われています。
１000年であろうと、100年であろうと、そのような災害が起きる原因が存在する事には変わりありません。

その原因を私たちが予測できなかったり、災害の前兆を見過ごしてしまっている事と、災害が起きないだろうと考えてしまっている事とは、別問題です。

以上のように考えてくると、今回の「伊方原発三号機の再稼働」についての、裁判所の判断は正しい判断だったと思います。
人間の英知を超えたところに、大災害はおきることがある事を忘れてはならないと、思います。

色んな事故や災害、そして理解不能な常軌を逸した事件など、常識が通用しない事が起きてしまうのが、世の中なのでしょう。

改めて言いますが、結果には必ず原因はあるのです。