
幼なじみの近くの煎餅屋さん、今では同級生が1人で店番している姿をよく見ますが滅多に買いに行かないです。
大昔の記憶だと、ひび割れ煎餅が美味しかった。
でも、ウクレレのひび割れはいただけません。
高級品のウクレレは塗装がニトロセルロースと言って、昔から有るラッカーです。
各社、ニトロの配合は違うので一概には言えませんが、寒かったり暑かったりの部屋に出しっぱなしにしておいて、気が付いたらクラックが沢山入っていたと言う事はよく有る事なのです。
自分のウクレレも例外ではなく、ティーズのテナー、オールラッカー(下地からラッカーです)と古いマーチンコンサート、レイラニのテナーはクラックが沢山出てしまいました。(マーチンは中古で最初から)
これは、下地の木部とラッカー部(ラッカーを塗っては乾かし何層にも塗り重ねる)の伸縮の違いで割れが入ると言う事なのですが、寒暖とか湿度も関係あるようです。
安価なポリ塗装のものにはクラックは出難いです。
ポリ塗装は衝撃でぽろっと割れる様にとれた事が有ります(フェンダージャパンのエレキ)
ニトロセルロースのラッカーは非常に塗膜が薄く硬く成った後は温度変化に弱いので、ボディの収縮に着いていけず急激な湿度や温度変化の環境ではクラック(ウェザーチェック)と成る様です。
自分の推測では作られた季節や環境も関係あると思う。
と言う訳で、高いもの程そう成り易い性格を持った塗装と言う事なのです。
古いギターでは当たり前の事なのですが楽器の宿命と思って理解しましょう。
飾りじゃないので、クラックが有っても音が良ければね。
クラックが出難い仕上げでは、艶消しのもの、ポリウレタン塗装のもの等が気を使わずに普段出しっ放しで使えます。
ここで、少しネットで調べました。
誤解が有りました、、ポリ塗装と言っても一番安いのがポリエステル塗装と言って、これは厚ぼったい樹脂塗装で、ポリウレタン塗装は 今ではラッカー塗装と遜色無いそうです。
また、ラッカー塗膜は非常に薄く、そのため木の振動をあまり殺さないというメリットはありますが、湿度、木の収縮・膨張、手の皮脂などによってヒビ割れや劣化しやすく、また打撃や擦れ等で剥がれやすいため長期的な使用における外観の劣化および塗膜の機能(湿気等を遮断する)の低下は免れません。
と言う記事も参考にしてください。
気をつける事は温度変化、、つまり寒いところから暖かい部屋に入りいきなりケースを開けると、その時にクラックが生まれ易いのです。
その注意としては、ケースを少し開けて部屋の温度に慣らしてから楽器を出すと言う様な注意が必要と言う事なんです。
一般にニトロセルロースの塗りのものは音がいいと言いますが、最後のフィニッシュだけをラッカーで仕上げたものも世の中には多いです。(実は殆どがそう)
下地から、素材を大事にした仕上げでないとラッカーの良さは出て来ないと思うのですが、実際問題としては塗装に関係なく良いものも有りありますので、耳で選びましょう。 (本当は下地の木が良く無いと意味は無いそうです)
尚、ウクレレの様なアコースティック楽器は、裏面は塗装をしていないものが殆どで、そこで呼吸をしているそうです。
経年変化で塗装が硬く薄く成る事で振動が増えて音が良く成る、、これは弾き込むと言う作業でも同じ効果があると言います。
◯ 家にあるガットギター、、ポリウレタン塗装と成っていますが薄くてラッカーと見分けがつきません、、ヤイリのウクレレも見分けがつき難い。
カニレアのウクレレは高くてもポリウレタン塗装ですし、両塗装ともに短所、長所があり一概にどちらが良いとは言えなく、使う人が判断するのが良いでしょう。
迷ったら音で判断するしかないのですが、音に関しては判る耳の人と判らない人がいるそうです。
今度、新しいウクレレを買ったら是非ケースから出す時には
注意して出したいと思います。
でもコアロハを落として割ったので
それ以前の問題となっている哀れな私のウクレレです。
忙しくて修理にも出せずに、しかも弾いているヒメです。
落下にはどの楽器も皆弱いんです。
楽器は本当は、運搬の時は弦を少し緩めてテンションを下げてあげた方が危険性は少ないでしょう。
寒いところから、暖かい部屋(逆も同じです)へ移動した時は直ぐにケースを開けない事は、大昔からの常識ですがウクレレの方はあまり気にしない人が多いですね。
と言うのも、ウクレレって小さい割りには、力木がしっかりしていて強度的には強いからでしょう。
強く作る程楽器は鳴り難いという相反するテーマも有りますが。
まぁ、音には影響ないだろうと放置してあります。(-。-;)
塗装のひび割れにはまだあったことありません。
高いウクレレじゃないとやらない塗装の仕方だからかな?(汗)
でも、ピックアップ取り付けの際にジャック用の穴あけをする場合は慎重に作業をしないと塗装が欠けるおそれがあります。
それだけ塗膜がしっかりしているわけです。
このUV硬化塗料はテイラーギターなどが採用していますが、ウクレレ界では今のところカニレアだけのようです。
でもテイラーもウクレレを作るようなので「カニレアだけ」とは言えなくなるかも。
塗膜が薄く木がよく振動し易いとか木が呼吸出来るとか色々言われています。
反面、クラックが入って来たり、扱いが面倒という難しい麺も合わせ持って居ます。
塗装でなくて本体のヒビは裏から小さなあて木を貼って補強してもらってね。
衝撃には弱いのでしょうね、,何となく判ります。
穴開けとかの時は気をつける事にします。
自分の場合はギターですが、同じような場所にヒビが入っているのを見つけて
があああああんというショックを受けました。
ラッカーのヒビだと思うけど。
もう売ってしまったけどね。
ギブソンはラッカーの厚塗りでクラックが入り易いんだと思う。
よっぽど部屋の空調とか気をつけていないと避けられませんね、、、。
裏側から触ってみたらひびの線がわかりました。
気にしないで弾く…って、こわくてできません(+。+)
衝撃によるもの、木ですので自然にクラックが入る場合も有ると思います。
買ったお店と相談して、修繕してもらった方が良いのかも知れません。
音が変わるとよく言われますが、割れてしまうよりマシですからね。