子育てと学び BY 朝日学習館

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発達障害の源流

2009年11月04日 | 育児
発達障害の動物実験

ネコやサルの片目を生後間もないころ実験的に閉じた場合、片方のからの入力が途絶えてしまうために閉じた目からの入力を伝えるシナプスの多くが消失してしまうそうである。脳は、視覚野のシナプスの一部を必要がないと判断したと考えられる。

未来において必要なものは何かそしてその量は、どれくらいが適当かあらかじめ十分に分かっているときは別だが、そうでない場合には、似かよったものをたくさん作っておいて、その後、適当なものを選択するという戦略は、様々なものにおいて有効である。
幼児期における脳の神経回路の形成は、このような戦略を取っているそうである。生まれる環境はある程度予測できるが、完全な予測は不可能であるからである。環境要因による脳細胞の「刈り込み」すなわち「10歳の壁」は、このような流れの中で起こるらしい。

脳は、誕生した子どもに対して、誕生時から様々な可能性を予測して、沢山の脳細胞をもって、選択肢を沢山用意している。しかし、望ましい環境の欠落によって当然刺激されるべき脳細胞が刺激されることがなかった場合に発達障害が発生する可能性がある。残念ながら脳は、脳細胞の剪定という「刈り込み」を受けるしかないのである。また、乳幼児期の雑多な刺激、例えばTVのつけっぱなしなどによる無意味な刺激の継続は、脳の撹乱をもたらし発達障害に至るのではないだろうか。

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