子育てと学び BY 朝日学習館

子育てや勉強の仕方を読者の皆さんと考えたい。人が幸せになれる子育てを。朝日学習館

今週の一首

2009年06月07日 | 今週の一首
ごほうびを あげたいほどの 汚れなり
             遊んで戻る 子らの靴下  


私の親友の出版した短歌集「青春追憶」からの抜粋、ジーンとしみます。
毎週日曜にご紹介します。

青春追憶―新版・五月の風のように
石山 僕
文芸社

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臨界期という成長の旬・・・!

2009年06月03日 | 教育
The leopard cannot change its spots.
もって生まれたモノを生かす、旬を生かす!

臨界期、英語ではcritical period 。「重大な期間」という意味で、脳の中で覚えたり感じたりする神経回路(ニューロン)が、外からの刺激により集中的に作られたり、回路の組み替えが盛んに行われる時期です。また、学習を成立させる最も感性豊かな限られた時期でもあります。「視覚の臨界期」「聴覚の臨界期」「運動の臨界期」など、ぞれぞれの機能には、一生に一度しかない絶対期間の「臨界期」が存在するそうです。

横峰式保育園のTV番組がありました。保育園児の跳び箱、宙返り、逆立ち歩行などまさに「運動の臨界期」に合致するものに思えました。成長の旬「臨界期」を生かすとこんなことになるのかと感動。

ところで、「聴覚の臨界期」に相応するものは、絶対音感であったり英語であったり、「視覚の臨界期」に相応するものは、お絵かき立体パズルであったりするそうです。

何事にも旬が存在し旬を生かすことが確固とした成長に欠くことが出来ません。三つ子の魂百までもといいます。適切な刺激が言葉であれ、音楽であれ、愛であれ、接触であれ、遊びであれ、それらを通してシナプスや樹状突起が最もよく準備されている臨界期に脳が十分に刺激されるならば、子どもの認知、情緒、行動は十分に発達するであろう。

ペーパーレス、色板遊び、立体遊びのパイオニア
スーパーパズル教室 朝日学習館 www.asa-g.net
色板パズルはエジソンクラブ http://www.ejisonclub.co.jp/
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国語力は、長文読解をやると育たない!

2009年06月01日 | 教育
明日の100点を求めるな!

 国語を総合科目として理科あるいは社会のようなものとしてやるのは意味があるが、長文読解として答えの出し方の練習をするのは、意味がない。答えの出し方のテクニックの練習は、受験の前、一年もあれば十分だ。もっともやるべきことは、読書の楽しみを養うとか言葉に対する感性を養うとか、世界や季節の変化を感じる力を養うことなどなどだ。それらなしでは、テクニックを駆使しようとも国語力の育成は不可能である。もちろん漢字の練習や音読の楽しみは必要だ。

 感想文を書かせたり長文読解を日常的にすることは、要注意だ。そのようなことに気を取られていると感想文を書くことや問題を解くことが目的になってくる。また、テストばかりして、結果の味見ばかりしていると、肝心な時には子どもの中身が無くなっているのである。

テレビやゲームや漫画は、情報が懇切丁寧に「はいどうぞ」とばかり目の前に迫ってくる。想像力をあまり働かせる必要がない受身的なのだ。もし、視聴に能動的な態度が必要だったら視聴率が下がってしまう。だから受身的に見てもらうしかないのだ。そして、この受身の姿勢が身に付いてしまったら、読書という能動的な生き方が出来にくくなってしまう。片や読書は、対象は文字だけだ。自分の頭で行間を想像し埋めて場面を想像し組み立てる能動的な行為だ。それが読解力にリンクしている。

一に読書、二に屋外遊びや体験が読解力の源泉だ。三にこれらの活動を感度良く少しだけ添え木する保護者の存在が必要である。それは、子どもの読んだ本の聞き役であり、自分の読んだ本の話し役でもある。


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国語力のある子どもに育てる3つのルールと3つの方法 (ディスカヴァー携書)
水島 醉
ディスカヴァー・トゥエンティワン

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