ときわ動物園園長退任記念講演会
の、第1弾
2016年にグランドオープンした、ときわ動物園。
その初代園長の宮下園長が本年3月末で、ご退任となります。
宮下園長は1973年に大阪市立天王寺動物園に獣医として就職され、37年間、野生動物の診療、動物園での企画、動物展示の工夫などにご尽力されています。
カバの展示場やサファリゾーンを生息環境展示にする等、その活躍はすばらしい物です。
2010年3月、天王寺動物園を定年退職される際に大阪市長から「名誉園長」の称号を授けられています。退園後は近畿大学先端技術総合研究所に教授として着任され2016年3月まで免疫学、公衆衛生学などの講義や野生動物、特にアライグマなどの外来動物の生態や行動、防除方法などの研究に取り組んでこられました。
その後、2016年にときわ動物園がグランドオープンするに当たり、初代園長として就任されている訳です。
で、ご退任に当たり3回の記念講演を開催することとなっています。
1回目は、3月6日(土)地元常盤地区が企画する
「42年間の動物園生活を振り返って~思い出に残る動物あれこれ~」
2回目は、3月21日(日)「宇部と地球の環境を考えるフォーラム」
元京都大学総長でゴリラの第一人者 山極 壽一氏を招いての講演です
3回目は、3月27日(土)「動物園と歩んだ42年」
元井の頭自然文化園園長 成島悦雄氏とよこはま動物園ズーラシア園長村田浩一氏をゲストに迎え、思い出話やこれからの動物園について熱いトークを繰り広げます。
えっと・・・
全部、行くっ!!
3月6日(土)
ということで、今日はその第1回目(笑)です。
12時過ぎに自宅を出て、コンビニおにぎりで昼食を済ませ、会場に。
さすがにコロナ禍とあって、窓を開き、体温チェックと消毒で万全の体制です。
なんでもグランドオープン間もない頃、こちらの自治会で講演を行った際に、「ときわ動物園に行ったことがあるか」と聞いたところ殆どの方が「行ったことがなかった」とか・・・
それで早々に地区の方を招いて、ガイドを行ったそうです。
もしかして「園長ガイド」の幕開けはココか??
講演では宮下園長が印象深かった動物を色々紹介されます。
天王寺のゾウ、ライオン、トラ、オランウータン
そして野生のアライグマ
最後がマンモス??・・・
特に面白かったのはライオンが粉砕骨折した際に、骨髄に入れるワイヤーをホームセンターで買ったこと。その後ライオンは長きにわたり元気に暮らしていたのですが、死後にその骨を園長が貰ってきたとのことです。
また、トラの子が生まれた際、親が育児放棄したことから獣医である園長が育てた話では、仔トラの名前を「ミン」「ノン」「ルン」と名付けたとか・・・
う~~ん、面白いです!!
ちなみに、ときわの動物では「シロテテナガザル」が印象深いとのこと。
確かにあの施設は世界一ですものね・・・
公演後は園を一周回っておきます。
明日は第99回目の園長ガイドですし、今日は薄めの観察にとどめます。