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・黒梅擬(くろうめもどき)科。
・学名 Zizyphus jujuba var. inermis
Zizyphus : ナツメ属
inermis : とげのない
・被子植物門 Magnoliophyta
・双子葉植物綱 Magnoliopsida
バラ亜綱 Rosidae
・クロウメモドキ目 Rhamnales
クロウメモドキ科 Rhamnaceae
・ナツメ属 Ziziphus
ナツメ Z. jujuba
花言葉の由来
果実がおやつになるだけでなく、さまざまな薬効をもつので、
花言葉は「健康の果実」です。
落葉小高木。
原産は中国とされております。
高さ約6メートル、枝分れしてこんもりした樹形。
葉は卵形で3条の葉脈が明瞭。
夏、葉腋に黄白色の花をつけ、花後、核果を結び、暗赤色に熟す。
食用・強壮剤。材は細工物。
葉の付け根に目立たない花が咲きます。
・原産地は中国から西アジアにかけてであり、
日本への渡来は奈良時代以前とされております。
・光沢のある茶色の実ができています。
古代中国では、桃、李、杏、棗、栗を「五果」と呼び、
重要な果物とされておりました。
特に北方地域においては、棗は栗とともに救荒食として
栽培されたそうです。
青い実を齧るとシャリっとして少し甘く、
林檎のように水気があってパリッとはしません。
実が鉄色になると熟して風でよく落ちます。
・因みに茶道に使う抹茶を入れる木製の器も棗と云いますが
・花言葉は『健康の果実』とあり漢方薬として動悸・息切れ
不眠・血圧などに有効といわれております。
和名の由来夏に入って芽が出ること(夏芽)に由来します。
果実は乾燥させたり(干しなつめ)、菓子材料として食用にされ、
また生薬としても用いられます。
ナツメヤシは単子葉植物であり遠縁の別種。
果実が似ていることから。
英語ではjujube または Chinese date(中国のナツメヤシ)と
いわれております。
学名
1753年 - カール・フォン・リンネが Rhamnus zizyphus として記載。
1768年 - フィリップ・ミラーが Ziziphus jujuba[2]として記載。
クロウメモドキ属 (Rhamnus) から分離したので、新しい属名として
リンネによる種小名を属名に昇格(ただしおそらくは何らかの間違いで1文字変わった)
させ、トートニム(属名と種小名を同じにすること)は植物命名では
認められないため新たに種小名をつけました。
1882年 - ヘルマン・カルステンが Ziziphus zizyphus として記載。
Ziziphus と zizyphus は1文字違うのでトートニムにはならず、
リンネのつけた種小名が引き続き有効であることを指摘されました。
特徴
葉は互生し、落葉樹らしからぬ光沢があり、3脈が目立つ。
花は淡緑色で小さく目立たちません。
果実は核果で長さ2cmほどの卵型、熟すと赤黒くなり
次第に乾燥してしわができます。
(英語名のとおりナツメヤシの果実に似る)
核には2個の種子を含みます。
同属は多く熱帯から亜熱帯に分布し、ナツメ以外にも食用に
されるものはありますが、ナツメが最も寒さに強い。
中国北部原産で非常に古くから栽培されてきました。
食用
・台湾では棗仔(ゾーアー、注音: ?? ??、?音: cho-a )を
緑色の状態でそのまま果物として食べることが多い。
味は梨のようにさっぱりとした甘さである。
旬は冬から春にかけて。
核には1個の大きめな種子を含んでおります。
・韓国では、薬膳料理として日本でも知られるサムゲタンの
材料に使われるほか、砂糖・蜂蜜と煮たものを「テチュ茶(ナツメ茶)」
と称して飲用されております。
・欧米には19世紀に導入されキャンディ(当初はのど飴)の
材料として使われるようになりました。
また葉に含まれる成分ジジフィンZiziphinは、
舌で甘味を感じにくくさせる効果があります。
乾果の砂糖漬を高級の菓子として賞味されております。
生薬
ナツメまたはその近縁植物の実を乾燥したものは大棗(たいそう)
種子は酸棗仁(さんそうにん)と称する生薬である
(日本薬局方においては大棗がナツメの実とされ、酸棗仁が
サネブトナツメの種子とされております。)
・大棗には強壮作用・鎮静作用が有るとされております。
甘味があり、補性作用・降性作用があります。
葛根湯、甘麦大棗湯などの漢方薬に配合されております。
生姜(しょうきょう)との組み合わせで、副作用の緩和などを目的に
多数の漢方方剤に配合されております。
・酸棗仁には鎮静作用・催眠作用が有るとされております。
酸味があり、補性作用・降性作用があります。
酸棗仁湯に配合されております。
その他
庭木や街路樹としても用いられております。
茶器にも「棗」があるが、これは形が棗に似るためです。
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