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11月

2012年11月14日 21時17分39秒 | 月の和名
〈別 名〉 霜月

11月(じゅういちがつ)はグレゴリオ暦で年の第11の月に当たり、
30日間あります。
日本では、旧暦11月を霜月(しもつき)と呼び、
現在では新暦11月の別名としても用いられております。

「霜月」は文字通り霜が降る月の意味になります。
他に、「食物月(おしものづき)」の略であるとする説や、
「凋む月(しぼむつき)」「末つ月(すえつつき)」が訛ったものとする
説もあります。
また、「神楽月(かぐらづき)」、「子月(ねづき)」の別名もあります。

英語での月名、November(ノーベンバー)は、
「9番目の月」の意味で、ラテン語で「第9の」という意味の
「novem」の語に由来しております。
実際の月の番号とずれているのは、紀元前46年まで使われていた
ローマ暦が3月起算で、(そのため年末の2月は日数が少ない)
3月から数えて9番目という意味です。

異名
かぐらづき(神楽月)、かみきづき(神帰月)、けんしげつ(建子月)、
こげつ(辜月)、しもつき(霜月)、しもふりづき(霜降月)、
しもみづき(霜見月)、てんしょうげつ(天正月)、ゆきまちづき(雪待月)、
ようふく(陽復)、りゅうせんげつ(竜潜月)

霜月
霜が降りる頃になった月との意。
秋も深まり、早いところでは朝霜が降りる時期に
なったことを表しているといわれています。
穀物の収穫を感謝する行事(祭り)が各地で行われる月でもあります。

神楽月
「神楽(かぐら)」は、神前で演奏する舞楽のことです。
 語源は、「神座(かみくら・かむくら)」。
 神が降りてくる場所をさす言葉でした。
 降りてきた神に、楽しんでもらおうと舞い踊ったので、「神楽」と
 いう漢字をあてたといわれます。

 また、「神前舞楽」を略して、「神楽」と書いたのだという説もあります。
 ですが、本来の「神楽」は、神自身があらわれて、みずから舞うこと
 だったようです。
 古くは、「神遊び」といいました。
「遊ぶ」という言葉は、もともと、興のおもむくままに、楽しむこと。
 楽器の演奏や舞踊、詩歌を作ることも、すべて「遊び」でした。 

 旧暦11月は、冬至の時期。
 太陽が最も衰えるとともに、魂の力も弱まると思われた時節です。
 楽しむことによって、鋭気を養う……。
 昔の人は、そんなふうに考えたのかもしれません。
 盛んに、「神楽」が催されました。

神帰月
 陰暦11月の異称。「神無月(かんなづき)(陰暦10月)に
出雲(いずも)大社に集まった神々がもとの国に帰ってくる月」の意。
神来月(かみきづき)。

建子月けんしげつ
「建」の文字は北斗七星の柄を意味し、
その柄が旧暦で子の方位を向く為「建子月」と呼ばれております。
(北斗七星の向きで季節を知るとは。)
北斗七星は季節を示す時計の針・・・月建の話
 旧暦の月の名称として、建寅月(けんいんげつ)とか
建卯月(けんぼうげつ)とか呼ぶことがあります。
 名前のパターンは、「建+十二支名」ということで、
旧正月が寅で以降順に十二月の丑まで続きます。

月建(げっけん)と北斗七星 
 この「建」は「おざす」と読みます。
「おざす」とは「尾指す」の意味。
この「尾」は北斗七星の柄の部分を意味しています。。

 北斗七星の柄の方の 3つの星を「斗柄(とへい)」と呼びます。
 読んで字の如し、北斗七星の柄という意味です。
 3星の名前は、端っこから
  揺光(ようこう)・開陽(かいよう)・玉衡(ぎょっこう)
 といいます。
 西洋の星座では北斗七星は「おおぐま座」にあたりますが、
 西洋の星座でも この斗柄は大熊の尻尾。
 この北斗七星の尾といわれる「斗柄」が指す方向がこの月建となります。


北斗七星は季節の時針?
 さてこの斗丙の指す方向ですが、冬至の頃には真下(北の方角)を指します。
 つまり北斗七星全体は真っ直ぐ「建っている」状態です。
 この状態を十二支のはじめである「子」とします。

 この向きは、季節や時刻によって変化します。
 時刻については日付の変わる午前零時に固定して、季節による向きの変化だ
 けを記録して行くと春分の頃は真横(東の方角)、夏至には真上(南の方角)
 を、秋には真横(西の方角)を指します。

 この北斗七星の斗柄を時計の針のようなものと考えると、北斗七星の斗柄を
 見れば季節の変化を知ることが出来るのです。

 つまり、北斗七星が季節の動きを示す時計の働きをしていると言えます。
 昔々の中国の天文学者・暦学者はこれに着目し、それぞれの暦月に北斗七星
 の斗柄の指す方向を表す十二支(十二支は方位を表すにも使かいます。ちな
 みに、北は子、東は卯、南は午、西は酉という具合です)名を着けて呼びま
 した。これが月建の始まりです。

月建と十二直
 月建はその後日付にも割り振られることになりました。
 規則は意外に簡単で、旧暦十一月なら二十四節気の十一月節、
 大雪の直後の子の日を「建」とし、この日から順番に数えて行きます。
 ちなみにこの場合子の日から始まるのは、十一月が「建子月」だからです。

 同様に、次の旧暦十二月は「建丑月」ですから
 十二月節の小寒の直後の丑の日を「建」とします。
 この方式で十二日毎に日付に割り振られたものを十二直と呼び、
 占いによく使われました。

 十二直の一つ一つの日の呼び名は十二支の名ではなくて特別なものを使って
 おりまして、その言葉一つ一つが占いの内容を示しております。
 十二直の名前は以下の通り。

  建・除・満・平・定・執・破・危・成・納・開・閉

辜月こげつ
ようふく(陽復)

りゅうせんげつ(竜潜月)
「竜潜」の意味は、「賢人、英雄が世に出ないでいること」
「天子(昔の中国における皇帝の息子)が位に就かないでいること」を
竜(偉大さの象徴)が水中に潜んでいる様子になぞらえて言った言葉のようです。
おそらく「竜潜月」という名も中国から伝わってきたものだと思われますので、
この言葉から意味を推測することも出来るのではないでしょうか。
《竜が水中にひそんでいる意から》英雄・賢人が世に出ないで隠れていること。
また、天子がいまだ位に就かないでいること。
また、その時期や、その人。りゅうせん。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (馬葉)
2013-11-04 23:57:37
今晩は、遅くなりました、すみません。
この部分に疑問を感じました。
"西洋の星座では北斗七星は「おおぐま座」にあたりますが、
 西洋の星座でもこの斗柄は大熊の尻尾。"
二番目の'西洋'は'東洋'の誤り?
調べると面白い話が出てきました。例えば、

「 西洋で宇宙論が進歩しなかったのは、無限宇宙論がキリスト教と相反するものだったからでしょう。」
まだ書きたいですがおやすみなさい。

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馬葉さま (イーリス)
2013-11-05 05:43:53
おはようございます。

そうそう実はここの場所(※注)を入れるべき箇所なのです。
私も引っ掛かっておりました。

が、まだ時間がとれません。もう少しお時間をくださいませ。
ありがとうございました。
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