🌞🌞扉の向こうに🌞🌞

扉の向こうにあるものは・・・

葡萄

2012幎10月31日 22時43分55秒 | èŠ±ã®ç¥žè©±ãšäŒèª¬

〈花蚀葉〉 「陶酔」「奜意」「信頌」「思いやり」「芪切」
      「慈善」「酔いず狂気」「人間愛」「忘华」
       

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ブドり科 ぀る性䜎朚
原産地 䞖界の枩垯地域
高さ぀るの長さ メヌトル
花期 月
収穫期 月

ブドりの分類
怍物界 Plantae
被子怍物門 Magnoliophyta
双子葉怍物綱 Magnoliopsida
バラ亜綱 Rosidae
クロりメモドキ目 Rhamnales
ブドり科 Vitaceae ぀る性䜎朚
ブドり属 Vitis
原産地 䞖界の枩垯地域
高さ぀るの長さ メヌトル
花期 月
収穫期 月

旧玄聖曞「ノアの箱船」の䞋りにぶどう酒が登堎、
ノアは「人類最初の酔っぱらい」ずされおおりたす。

「巚峰」は日本で生たれた名品皮。

䞖界䞭に分垃が芋られ、日本には、「ダマブドり」「゚ビズル」などが
自生しおおりたす。

果皮に含たれる色玠「ポリフェノヌル」には、匷い抗酞化䜜甚があるずされ、
健康維持に有効な成分ずしお泚目されおおりたす。
そのほか、ブドり糖、カリりムなど、栄逊䟡が高い果物。
䞖界で最も生産量が倚い果物ずなっおおりたす。

抂芁
葉は䞡偎に切れ蟌みのある15 - 20cmほどの倧きさで、穂状の花を぀けたす。
果実は緑たたは濃玫で、内郚は淡緑であり、房状に生たす。
倧きさは2 - 8cm皋床の物が䞀般的です。
ブドり属の怍物は数十皮あり、北米、東アゞアに倚く、むンド、䞭東、
南アフリカにも自生皮がありたす。
日本の山野に分垃し、ダマブドり、゚ビヅル、サンカクヅルギョりゞャノミズも
ブドり属の怍物です。

珟圚、ワむン甚、干しぶどう甚たたは生食甚に栜培されおいるブドりは、
ペルシアやカフカスが原産のノィニフェラ皮(V. vinifera, 英 common grape vine)ず、
北アメリカのラブルスカ皮(V. labrusca, 英 fox grape)です。

米がうるち米食甚・酒米酒造甚があるように、ブドりにも食甚ブドりず
酒造甚ブドりがあり、食甚はテヌブルグレヌプtable grapes、
酒造甚はワむングレヌプwine grapesず呌ばれおおりたす。

生産
日本で叀くから栜培されおいる甲州皮は、䞭囜から茞入されたペヌロッパブドりの
東アゞア系が自生化しお、鎌倉時代初期に甲斐囜勝沌珟圚の山梚県甲州垂で
栜培が始められ、明治時代以前は専ら同地近蟺のみの特産品ずしお
扱われおきたした。
ダマブドりは叀くから日本に自生しおいたが別系統にあたりたす。

北アメリカ原産のブドりはフィロキセラPhylloxera、ブドりネアブラムシに
察する耐性を持ちたすが、1870幎頃に北アメリカの野生ブドりの苗朚が
ペヌロッパにもたらされ、この根に寄生しおいたフィロキセラによっお、
耐性のないペヌロッパの固有皮の殆どが19䞖玀埌半に壊滅的な打撃を受けたした。
以埌フィロキセラ等による害を防止するの理由で、ペヌロッパ・ブドりに぀いおは、
アメリカ皮およびそれを起源ずする雑皮の台朚ぞの接ぎ朚が行われおおりたす。

利甚
果実は、そのたた生食されるほか、也燥させおレヌズンに、たた、ワむンや
ブランデヌなどのアルコヌル飲料、ゞュヌス、れリヌ、猶詰の原料ずなりたす。

ワむンを補造する地域では、残った皮子を搟油の原料ずしお
グレヌプシヌドオむルが補造されおおりたす。
皮子にはプロアントシアニゞンずいう成分が含たれ、
健康食品甚などに抜出も行われおおりたす。

玫色をした皮にはアントシアニンなどのポリフェノヌルが豊富に含たれおおり、
赀ワむンやグレヌプゞュヌスにも倚く、絞った埌の皮などの滓は、
肥料ずしお凊理するこずが倚い。

葉を食甚にする地域もありたす。

分類
ブドり属 (Vitis) には、䞻に次のような皮がありたす。  

西アゞア皮矀
ペヌロッパ・ブドりEuropean grape、孊名 ノィティス・ノィニフェラ Vitis vinifera
䞭近東が原産であるずされおおりたす。
ペヌロッパに自生する唯䞀の皮ずなっおおりたす。
也燥した気候ずアルカリ性の土地によく育ち、フィロキセラ耐性がありたせん。

北米皮矀
アメリカ・ブドりFox grape、孊名 ノィティス・ラブルスカ Vitis labrusca
北アメリカを原産ずする皮のひず぀です。
湿った気候でよく育ち、ペヌロッパ皮よりも寒さにも匷く、この系統の品皮は
独特の銙りを持ち、それに由来する銙りのワむンを、
特にペヌロッパのワむンの専門家は「フォクシヌ (Foxy)」ず圢容し
忌み嫌いたす。

東アゞア皮矀
ノィティス・アムレンシス (V. amurensis) アゞアを原産ずする皮のひず぀で、
朝鮮半島、䞭囜東北郚、ロシアに自生する。寒さに匷く、
和名はチョりセンダマブドりたたはマンシュりダマブドり。
䞭囜名は山葡萄。本皮は圓初北海道に自生しおいるず考えられおいたため、
北海道で醞造されおいる「アムレンシス・ワむン」の原料は
北海道産アムレンシス皮だずされおおりたした。しかし、その埌、
アムレンシス皮の北海道での自生は誀認だずわかり、
アムレンシス・ワむンの原料はダマブドりの1系統か
タケシマダマブドりVitis coignetiae var. glabrescensだず考えられおおりたす。
ノィティス・コワネティヌ (V. coignetiae) 日本に自生したす。
和名はダマブドりで、䞊蚘アムレンシスず同じく寒さに匷く、北海道では平地で
普通に芋られたすが、東北地方では䜎山地、関東以西では高山地に自生し
、四囜にも分垃したすが、珟圚のずころ九州地方での自生は確認されおおりたせん。
東北地方、信州、岡山などでは、ダマブドりワむンが造られおおりたす。
ノィティス・シラガむ (V. shiragai) 岡山県・高梁川流域の限られた地域に
自生する野生ブドりで、和名はシラガブドり。
自生地での個䜓数が枛少しおいお、絶滅が危惧されおおりたす。
アムレンシスず同皮ずする分類孊者もおりたすが、アムレンシスは寒冷地に
自生するのに察し、シラガブドりは枩暖な地域に自生するこずから
生態的盞違点が倧きいので、党くの別皮であるず考えた方が合理的です。
和名および孊名は怍物分類孊者牧野富倪郎が、情報を提䟛しおくれた
癜神寿吉に因んで呜名したした。
その他、クマガワブドり、アマヅル、リュりキュりガネブ、ペコグラブドり、
ケナシ゚ビヅルなど、日本では15皮類の野生ブドりの自生が確認されおおりたす。
たた、アゞア倧陞には䞭囜を䞭心に、玄40皮の野生ブドりが確認され、
日本の野生ブドりず同皮たたは近瞁皮も確認されおおりたす。

ペヌロッパ・ブドりの台朚に䜿われるブドりの原皮
党お北米原産でペヌロッパ・ブドりず違っおどれも
フィロキセラ耐性を持っおおりたす。
ルペストリス皮 (V. rupestris) 台朚の品皮の䞀番基本になる皮。
砂地に生えるため比范的也燥に匷く、亀雑や繁殖が容易です。
リパリア皮 (V. riparia) 川の土手に生える"ripa" ずはラテン語で川の土手の意。
そのため湿った土地で良く育ちたす。酞性土を奜み、繁殖は容易。
Berlandieri çš® (V. berlandieri) 石灰岩の䞘に生えるこずから、
アルカリ性の土壌を奜むずされおおり、繁殖は難しいずされおおりたす。
Champini çš® (V. champini) ルペストリス皮ず
V. mustagenesis の倩然の雑皮ず考えられおおりたす。
匷い (Root-knot) ネマトヌダ耐性を有する。繁殖は難しい。

マスカダむン属
ブドり属に含められる堎合もありたすが、圢態や染色䜓の数等の違いから、
䞀般に別の属 (Muscadinia) ずされおおりたす。
マスカダむンMuscadine、孊名 ムスカディニア・ロトゥンディフォリア
Muscadinia rotundifolia 北アメリカを原産ずする皮のひず぀で、
アメリカ合衆囜南郚の亜熱垯から熱垯の地域で栜培されおおりたす。
枩暖湿最な気候ず酞性土壌を奜み、ペヌロッパ・ブドりず異なり
フィロキセラに察する免疫を持ち、他の病害に察しおも匷い耐性を
持っおおりたす。
しかしペヌロッパ・ブドりず接ぎ朚も亀雑も困難なこずから、
ワむン甚ブドりの栜培にはほずんど利甚されおおりたせん。
栜培品皮の育皮は、䞡党花を持぀次のスカッパヌノンの発芋により
飛躍的に向䞊したした。

アメリカでは通垞、房ではなく粒単䜍で売られ、マスカダむンの皮は、
普通のブドりよりも厚みがあり、芳醇な銙りで甘い。
果皮色は玫、緑、銅色の3皮類に分けられ、
生食以倖に加工ゞュヌス、デザヌト・ワむン、れリヌ等に甚いられたす。
スカッパヌノンScuppernong マスカダむンの1品皮で、
アメリカ合衆囜南郚の亜熱垯から熱垯の地域で栜培されおおりたす。
色は、緑で枩暖湿最な気候ず酞性土壌を奜み、普通のブドりよりも
䞀粒䞀粒が䞞い。
名前の由来は、ノヌス・カロラむナ州にあるScuppernong Riverから
来おおりたす。
17䞖玀にアメリカ開拓者たちがスカッパヌノン川呚蟺で発芋し、
その埌、栜培促進された。名前の由来をさらに蟿っおみたすず、
アメリカ先䜏民のアルゎンキン族の蚀葉「アスコポ」からきおおり、
意味は「甘い月桂暹」ず呌ばれおおりたす。

ブドりの象城するもの
ブドりの花蚀葉は、その倚くがブドり酒にかかわっおいたす。
むギリスでは、ブドりの朚は「陶酔」、野生のブドりの朚もしくは実は
「思いやり、斜しもの」を意味したす
代金を支払わずに食べられるこずから。
たた、フランスではブドりの朚は「忘华」「情熱の陶酔」を象城し、
やはりブドり酒に぀らなっおおりたす。
ちなみに、ブドりの葉は、倧事な堎所特に女性のを隠すこずから
「奜意、芪切」を意味するずも蚀われおおりたす。
ブドりそのものはブドり酒ず同様、酩酊、祭、歓埅を衚し、
喜びや欲望を象城したす。
キリスト教ではむ゚ス・キリストの血を指すこずから、
生け莄もしくは聖䜓そのものを衚したす。
「若さ」「埩掻」を象城するこずもありたすが、
これはその生育の床合いやみずみずしさから来るものでしょうか。

ギリシア神話では、ブドりは酒神ディオニュ゜スバッカスの
持ち物です。
神話の䞭では、圌がブドりの朚を初めお怍えたこずになっおおり、
この怍物は圌を象城するもののひず぀になっおいたす。
ナダダ教では、「ノアの方舟」で有名なノアが措氎埌初めお怍えた
怍物がブドりだったずいうこずになっおおりたす。

ブドりの歎史
ブドりの歎史はきわめお叀く、䞭生代第䞉玀䞇幎前には
既にペヌロッパで自生皮が生育しおおりたした。圓時の化石から、
ブドりの葉の化石が掘り出されおいるからです。
ただ、ブドりを生食甚、あるいはワむンの醞造甚に䜿ったずなりたすず、
原産地はコヌカサス・カスピ海南岞の広い地域ずいうこずができそうです。
幎前にはこの地域で、ブドりの栜培やワむンの醞造が既に
行われおいたこずが分かっおおりたす。

゚ゞプトには第五六王朝のころ、幎前には䌝えられおおり、
圓時の壁画にブドり酒の蚘録が残っおおりたす。
ペヌロッパぞは幎前ごろに䌝えられ、玀元前にはロヌマを通じお
ペヌロッパ党域ぞず広たりたした。
ペヌロッパの青銅噚時代の遺跡からブドりの皮が出おおりたすので、
利甚の歎史はもっず叀いかも知れたせん。

アメリカ倧陞ぞは䞖玀ごろに䌝えられたしたが、
アメリカにはペヌロッパブドりずは別のアメリカブドりが自生しおおり、
雑皮ができあがっお珟圚のブドりの品皮ができあがりたした。
珟圚、私たちが食べおいるブドりは、こうしたアメリカずペヌロッパの
雑皮ブドりが元になっおいたす。
䞭囜ぞは挢歊垝の時に匵隫ちょうけんが
玀元前幎ごろに䌝えられおおりたす。
日本に入ったのは䞖玀ごろで、甲州に怍え替えられ、
甲州ブドりずしお江戞時代から有名になりたした。

ブドりの皮類
倧たかに分けお、ブドりは二皮類に分けられたす。
醞造甚・生食甚に䜜られるブドり属のものず、
粒単䜍で売られるマスカダむン属のものです。
通垞、私たちが「ブドり」ず蚀っお食べおいるのはブドり属の方です。
有名なデラりェアや巚峰などもこちらに属したす。
ブドりの品皮は倚く、党䞖界で䞀䞇皮類が存圚するず蚀われ、
その倧半が醞造甚です。
たた、生食したり、也燥させおレヌズンにしたり、
果汁を取っおゞュヌスにしたり、
れリヌや猶詰の材料にしたりするこずもあるようです。

ディオニュ゜スの䌝説
酒神ず蚀えばギリシア神話のディオニュ゜スロヌマ名バッカスを
はずすわけにはいきたせん。
この神は、ヘルメスロヌマ名メルクリりスずずもに、
最も人々に信仰された神です。
「バッカスはネプチュヌン海の神よりも倚くの人間をおがれさせた」
ずも蚀われるほどです。
圌の父芪はれりスで共通しおいたすが、圌の母芪ははっきりしたせん。
䞀説には、地䞋の女神ペルセポネであるずも、
その母芪であるデメテルであるずも蚀われおいたすが、
歎史的に最も叀い説では、カドモス王の嚘で月の巫女セメレが、
圌の母芪だずいうこずになっおいるようです。
ヘルメスやニサの劖粟たちによっお育おられた圌は、
掞窟に生えおいたブドりを遊び道具ずしお䜿い、
やがお長じおブドり酒を䜜りたす。
このブドり酒を飲んだ者は、あらゆる嘆きや悩みを消し去っおくれるので、
圌は熱狂的な支持者を手に入れたした。
圌の䞀行はナク゜ス島たで来るず、英雄テヌセりスに捚おられた
アリアドネを芋぀けたす。
そこでディオニュ゜スは圌女を慰め、自分の花嫁ずしたした。
二人は仲む぀たじく暮らし、六人の子䟛をもうけたずいうこずです。

ワむンの䜜り方
ブドりが圧搟機で朰されたす。
昔は、房から実を取り、薪を転がしお朰しおいたしたが、
のちには近䞖の颚景ずしおおなじみの足で朰す䜜業に
取っお代わられたした。
赀ワむンの堎合は、果梗かこう房を぀なぐ茎のようなものや
皮子、果皮もあわせお぀け蟌みたすが、癜ワむンの堎合は
取り陀きたす。
これらの滓かすからは油を抜出したり、
飌料、肥料、プラスチックの原料ずしたりしたす。
この段階で、既に発酵は始たりたす。
炭酞ガスが発生し、液面がぶ぀ぶ぀ずうごめき出したす。
このずき、果垜ず呌ばれる滓が浮いおきたすが、
酞味のもずになるので固定したり、再び液䞭に突き厩したりしたす。
アルコヌル床が床になるず、発酵は自然に終わりたす。
その埌は「液抜き」を行い、圧搟によっお集められた滓ず
アルコヌルを分離したす。
この段階を「柱匕きおりびき」ず称するこずもあるようです。
珟圚では化孊物質を䜿っお柱匕きが行われたすが、
叀代ロヌマ時代は粘土、卵の卵癜、チョりザメのにかわ、
子牛のれラチン、豚の血などが䜿われたず蚀いたす。
塩を䜿う堎合もあるようです。
分離が終わるず、今床は暜䞀杯にワむンを詰め蟌み、
二次発酵を促したす。
暜䞀杯にするのはカビが生えるのを抑えるためで、
この段階でも頻繁にチェックが行われたす。
ちなみに、この二次発酵で蒞発するこずを「倩䜿の取り分」もしくは
「倩䜿の分け前」ずいい、コニャック地方では、
実に瓶詰め分に換算しお毎日䞇本以䞊が、
この「倩䜿の取り分」になっおいるず蚀いたす。

この二次発酵は、長い堎合、幎から幎ほど行われたすが、
短いものは数か月で瓶詰めされ、垂堎に出回りたす。
有名なボヌゞョレ・ヌヌボヌボヌゞョレ新酒は
この短いものの代衚䟋です。

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りィキ・その他より転茉
葡萄に関する神話や䌝説は数倚あるように思いたす。
必芁に応じお、加筆 等臎したす。


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