和事の舞台などで見掛ける小鼓…
子供の頃は、何かの折に小鼓を打つ真似事をしたものだが
一体何で出来ているのか?
と、問われると革が張ってある和楽器とだけしか答えられない(-"-)
締め太鼓の一種らしいと聞いて吃驚
確かに、太鼓のようだと子供の頃思った事もあったが…
起源はインド… 大陸から伝来した楽器なのだとか
日本には、奈良時代に雅楽の楽器として伝わり、 様々な寸法の鼓があったとの話。
能や長唄では、大鼓・小鼓の組み合わせで用いられるようになる。
江戸時代以降は、歌舞伎でも要な楽器として用いられる。
民俗芸能の祭囃子にも用いられるようになり、だんだん一般庶民に広まった。このように長い年月をかけて、次第に民間にも広まった。
サクラで作った胴
馬の皮で胴の両端を挟んでいる
小鼓の皮は、しめっていたほうがよい音がでる
息をふきかけたり、だえきをつけたりして、皮にしめりけをあたえる。
皮は年季が入ったものがよい
50年くらいの皮は、まだ「新皮」(しんかわ)と呼ばれ、
100年、200年といったものが真の皮と呼ばれる。