ボディのクリアー・オーバーコートが終わったので、そちらはしばらく寝かせておいて、その間にシャシーやインテリアを組立ててしまうことにします。まずはホイールの塗装から。
↑足のセッティングのくだりで書いた通り、外径がひと回り大きいリアルスポーツカーのホイールを使います。塗装の邪魔になるので、キッチンハイターに浸けてメッキを剥離しました。
ナローからビッグバンパーまで長いこと911に標準装備されていたフックスホイール。独特のデザインから「クッキーカッター」とも呼ばれていますね。80年代のフックスはリムだけがポリッシュ仕上げで、クッキーカッターの部分は黒のベタ塗りになっています。
模型では、このホイールの塗装が意外に厄介なんですよね。黒と銀の塗り分けは常識的には黒が先ですから、まずクッキーカッターに黒を吹き、それをマスクしてリムの銀を吹く、といきたいところですが、昔それで失敗しました。クッキーカッターの凹凸のせいでマスキングがやりづらく、黒と銀の境目がキレイに丸くならないのです。
ホイールがダサい仕上がりだと全体がダサく見えますからね。ここは重要ですよ。
↑過去の失敗は重要なデータです。今回はそれを生かして逆の工程をとることにしました。銀を先に吹くのです。その場合、マスキングテープで痛むことの無い、塗膜の強い銀を使わなくてはなりませんから、Mr.カラーだったら159スーパーシルバー、ガイアカラーだったらスターブライトシルバーがイイですね。今回は後者を使いました。
下地にツヤ黒を吹いて、スターブライトシルバーがキレイに発色するようにしています。
↑リムのマスキングは、小さく切ったマスキングテープを放射状に貼って重ねていきます。先にリムの内側にテープを貼り、上の方をハサミでカットしてリムの表面に馴染ませます。こうすると、テープがリムの丸みにうまく追随します。
↑ハサミで切ったところにV字型の隙間が出来るので、幅広のテープで全体を覆い、リムの内側を丸く切り抜きます。
↑4個のホイールのマスキングが出来ました。
↑クッキーカッター部分にセミグロスブラックを吹きました。
↑マスキングを剥がすと、バッチリ塗り分け成功です。黒と銀の境目もキレイに丸くなっています。
部品の形状に合わせて、時には塗装やマスキングのセオリーを無視するのも、上手く塗り分けるためのコツだったりします。
次回はシャシー本体の塗装と組立です。
↑足のセッティングのくだりで書いた通り、外径がひと回り大きいリアルスポーツカーのホイールを使います。塗装の邪魔になるので、キッチンハイターに浸けてメッキを剥離しました。
ナローからビッグバンパーまで長いこと911に標準装備されていたフックスホイール。独特のデザインから「クッキーカッター」とも呼ばれていますね。80年代のフックスはリムだけがポリッシュ仕上げで、クッキーカッターの部分は黒のベタ塗りになっています。
模型では、このホイールの塗装が意外に厄介なんですよね。黒と銀の塗り分けは常識的には黒が先ですから、まずクッキーカッターに黒を吹き、それをマスクしてリムの銀を吹く、といきたいところですが、昔それで失敗しました。クッキーカッターの凹凸のせいでマスキングがやりづらく、黒と銀の境目がキレイに丸くならないのです。
ホイールがダサい仕上がりだと全体がダサく見えますからね。ここは重要ですよ。
↑過去の失敗は重要なデータです。今回はそれを生かして逆の工程をとることにしました。銀を先に吹くのです。その場合、マスキングテープで痛むことの無い、塗膜の強い銀を使わなくてはなりませんから、Mr.カラーだったら159スーパーシルバー、ガイアカラーだったらスターブライトシルバーがイイですね。今回は後者を使いました。
下地にツヤ黒を吹いて、スターブライトシルバーがキレイに発色するようにしています。
↑リムのマスキングは、小さく切ったマスキングテープを放射状に貼って重ねていきます。先にリムの内側にテープを貼り、上の方をハサミでカットしてリムの表面に馴染ませます。こうすると、テープがリムの丸みにうまく追随します。
↑ハサミで切ったところにV字型の隙間が出来るので、幅広のテープで全体を覆い、リムの内側を丸く切り抜きます。
↑4個のホイールのマスキングが出来ました。
↑クッキーカッター部分にセミグロスブラックを吹きました。
↑マスキングを剥がすと、バッチリ塗り分け成功です。黒と銀の境目もキレイに丸くなっています。
部品の形状に合わせて、時には塗装やマスキングのセオリーを無視するのも、上手く塗り分けるためのコツだったりします。
次回はシャシー本体の塗装と組立です。